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ロシアは、5年前に一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシア本土を結ぶ鉄道の建設を進めてきましたが、このほど長さ19キロの橋に沿った区間が開通し、23日、プーチン大統領が最初の乗客として乗車しました。

プーチン大統領は、ロシアの本土側で列車を降りたあと演説し、「来年には、1400万人の乗客と1300万トンの貨物を輸送する計画だ」と述べ、クリミアの実効支配をさらに強化する方針を示しました。

また「われわれには巨大なプロジェクトを実現する力がある。みな自信を持ってほしい」と述べ、クリミアの併合を欧米や日本が認めず、ロシアの国際的な孤立が深まるなかで、国民の団結を訴えました。

これに対してウクライナ政府は、すぐに建設を非難する声明を出し、「クリミアは一時的にロシアに占領されているが、出入りする時はウクライナ政府が管理する国境を通過するべきだ。ロシアはウクライナの主権と領土の一体性を著しく損ねている」として、ロシアの鉄道を使ってクリミアに入らないよう国際社会に呼びかけました。

アメリカ国防総省は、ロシアとのINF=中距離核ミサイルの全廃条約が失効したことを受け、新たな中距離ミサイルの開発を進め、将来的にヨーロッパやアジアの同盟国への配備を目指す方針を示しています。

これを受けて、ロシアのラブロフ外相は22日に放送された国営テレビの番組で、先週の茂木外務大臣との会談の場で議論したと明らかにしました。

ロシアは、新たな中距離ミサイルが、日本も導入する新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に搭載可能だと懸念を強めていて、会談でもこうした考えを伝えたと見られますが、ラブロフ外相によりますと、茂木外務大臣は「日本が主体的に運用するものだ」と述べたということです。

しかし、ラブロフ外相は番組で「ミサイルが日本などに配備されるとロシア中部のウラル地域にまで達する」と述べて、日本への配備に改めて懸念を示しました。

さらに、ロシアとして戦略的なパートナーである中国が攻撃の対象になることも望んでいないとして中国の防衛にも言及し、両国の緊密さを強調しました。

ロシアと中国は近年、軍事面での連携を強めていて、ロシアとしてアメリカをけん制するねらいもあると見られます。

根室市の花咲港に戻ったのは、いずれも根室市にある根室漁協の漁船2隻と落石漁協の2隻、それに歯舞漁協の1隻の合わせて5隻、24人の乗組員です。

5隻は午後3時20分ごろ花咲港に到着し、漁協の関係者や家族などの出迎えを受けました。

2隻が拿捕されていた落石漁協の浄土昭雄専務は「早く帰ってきてほしいと思っていたが年を越さなくてよかった」と話していました。

5隻は今月17日、歯舞群島周辺の海域でタコ漁をしていたところ、ロシアの国境警備局により国後島に連行され拿捕されました。

ロシアの裁判所は漁船の船長らがロシアの漁獲規則に違反して、合わせて7.5トンのタコなどの漁獲物を申告していなかったとして、罰金として日本円で1100万円余りの支払いを命じました。

その後、罰金の支払いが確認されたとして、船長や乗組員は24日午前解放されました。

根室市の落石漁協の浄土昭雄専務は記者団に対し「皆様にはご迷惑をおかけしたが、年内に戻ってくることができ本当によかった」と話しました。

そのうえで「われわれとしては今までどおりの操業をしていたので、ロシア側の対応には疑問を感じる。『安全操業』の操業条件の交渉にあたる、北海道水産会や水産庁と今後、話をしていきたい」と話していました。

根室市の花咲港に戻った5隻の漁船の船長が記者団の取材に応じました。

このうち根室漁協に所属する「第三十八大友丸」の西島義隆船長は「皆さんに大変ご心配やご迷惑をおかけしてすみませんでした」と話しました。

また、同じく根室漁協所属の「第五十五海鷹丸」の吉野達也船長は「とりあえず無事に帰ってきてほっとしています」と話していました。

#日露

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