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中国の海洋進出を念頭に、防衛省はことし4月に、太平洋の島しょ国の国防相らを招いて初めて国際会議を開くことになりました。

会議は東京で開かれ、太平洋の島しょ国のうち、パプアニューギニアやフィジー、トンガの国防相らのほか、アメリカやオーストラリア、フランスの関係者なども招かれる予定です。

複数の国の閣僚を招いて、防衛省が会議を開催するのは初めてです。

会議では自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、海洋進出を強める中国への対応を念頭に、安全保障上の課題をめぐって意見が交わされるほか、災害が起きた際の連携の在り方なども話し合われる見通しです。

防衛省は、こうした国際会議の開催を通じて太平洋の島しょ国との信頼関係を構築し、防衛協力の推進につなげたいとしています。

#日中

北京にある代表的な観光スポットでもある世界遺産の「故宮」は、明や清の時代の皇帝の宮殿跡で、現在は180万点を超える収蔵品がある博物館となっています。

車の乗り入れが禁止されているほか、おととしからは入場者の数が制限され、一般の人は事前に予約をしないと見学できなくなっています。

こうした中、閉館中の故宮の見学を特別に許可された2人の若い中国人の女性が、高級車で乗りつけ、記念写真を撮って中国版ツイッターのウェイボーに投稿したところ、18日から19日にかけて「故宮は特権階級の駐車場ではない」とか、「怒りが止まらない」などといった批判の書き込みが相次ぎ、炎上しました。

中国の国民の間では、共産党の幹部やその関係者からなる特権階級が、権力を利用して特別待遇を受けたり不当な収入を得たりしているとして反感が広がっています。

中国当局は、2人のウェイボーのアカウントを閉鎖する一方、批判の書き込みも次々と削除しており、国民の間で共産党への批判が高まることに神経をとがらせていることがうかがえます。

プラスチックごみによる環境汚染が世界的に問題となる中、中国政府は19日、自然に分解されないプラスチック製品の生産や消費を大幅に減らす方針を発表しました。

具体的には、ことしの年末までに、全国の飲食店で使い捨てのプラスチック製ストローの使用を禁止するほか、北京や上海など大都市ではスーパーで使われているレジ袋の使用を禁止するということです。

さらに2025年までに、都市部で料理の出前に使われるプラスチック製容器の使用を30%減らすほか、全国のホテルで使い捨てのプラスチック製品の提供を控えるよう求めています。

また、中国はかつて日本や欧米などからプラスチックごみを輸入し、再利用や処分を行う世界最大の受け入れ先でしたが、3年前、環境汚染への懸念から大部分の輸入を禁止しました。

19日の発表では、こうした外国からの受け入れは、今後、全面的に禁止するとしていて、環境対策を進める姿勢を国内外にアピールするねらいがあると見られます。

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