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ホワイトハウスで安全保障問題を担当するオブライエン大統領補佐官は5日、首都ワシントンで各国の大使館関係者を前に講演しました。

この中でオブライエン補佐官は、北朝鮮の核問題について、「引き続き外交で解決するため、懸命に取り組んでいく。北朝鮮が交渉の席に戻り、スウェーデンでわれわれと再び会談することを期待している」と述べ、北朝鮮が非核化交渉に戻ることに改めて期待を示しました。

そのうえで「圧力で北朝鮮を交渉に戻すため中国の助けが必要だ。中国は北朝鮮への制裁を履行しなければならない」と述べ、中国に対して北朝鮮が制裁を逃れるために洋上で船から船に積み荷を移す「瀬取り」や、北朝鮮の出稼ぎ労働者などを取り締まるよう求めました。

またオブライエン補佐官は、ホワイトハウスNSC=国家安全保障会議が年々拡大してきたとしたうえで、迅速に決断を下せるよう現在、人員の大幅な削減に取り組んでいると説明しました。

NSCは、これまで分かれていた日本担当と韓国担当の部署が合併するなど、全体の規模が半分ほどになる予定で、大使館関係者からは、ホワイトハウスとの連携が希薄になるのではないかという懸念の声も上がっています。

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