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 会社法違反(特別背任)などで東京地検特捜部に起訴された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)は、昨年12月29日から30日にかけて東京の監視付き自宅をひそかに離れ、レバノンの首都ベイルートに逃亡した。

 それから1週間もしないうちに、アメリカの大手紙「ウォールストリートジャーナル」や「ニューヨークタイムズ」、イギリスの「フィナンシャルタイムズ」などで、ほぼ一斉に「逃亡作戦」の全容は早々に報じられたのだった。

 ではなぜ、このようなリークがおこなわれたのか?

 ある元グリーンベレー関係者は、ダーク・ビジネスにおける「宣伝効果」を指摘する。ゴーン被告の脱出を成功させたと大手メディアに報じられれば、この上ない宣伝効果が期待できる。

 だが一方で、「リークされた情報すべてが嘘である可能性」が特殊部隊出身者のネットワークで指摘されているという。

 その根拠として挙げられるのは、「テイラー氏の行動が、特殊部隊員としての行動様式から外れている」という点である。

「つねにリスクコントロールのプランニングを緻密におこなう元特殊部隊員なら、『玉響』で税関職員から『では中身を見せて』と言われる可能性がゼロではないことをわかっていたはずだ。もし、開けることを命じられたとき、それを強引に拒否することは難しいことも、当然、想定していたはずだ」(元グリーンベレー関係者)

「特殊部隊は“幸運に賭ける”ことは絶対にしない。リスクコントロールのプランニングができなければ、作戦を実行しない。万が一、箱を開けられたときのダメージは計り知れないからだ」(同前)

 そのように考えれば、一連のリークは日本の捜査当局を欺くために意図的に流され、関空から運び出された黒い箱は「ダミー」だった可能性もある――という見方が浮上してくる。

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