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イギリス政府は、EUの離脱にともなって移動の自由がなくなる来年1月から独自に導入する移民制度の概要を明らかにしました。

それによりますと、専門性や資格、収入、それに英語の能力などに応じてポイントを付与し、一定の基準に達しないと原則としてビザを発給しないということです。

労働者は、EU加盟国からもEU以外からも同じ基準が適用され、最低の年収は2万5600ポンド、およそ370万円と設定されています。

イギリス政府によりますと、新たな制度にあてはめると、現在、イギリスで働いているEU加盟国からの労働者のうち70%は基準を満たしていないということです。

移民の数を減らしたいイギリス政府は、低賃金の労働者の流入を抑えたい考えで、パテル内相は「高い技能をもち、才能にあふれた人たちに来てもらいたい」と話しています。

新たな制度について、介護分野や接客業などこれまでEU加盟国からの低賃金の労働者に頼っていた業界からは労働力の不足を懸念する声もあがっています。

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