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マレーシア首相府は24日、マハティール首相が、国王に対し辞表を提出したと発表しました。

マハティール首相は、おととし5月の議会下院選挙で首相に返り咲きましたが、94歳と高齢なことなどから、連立与党内からは早期に辞任するとともに、有力者であるアンワル元副首相に政権を移譲するよう求める声が高まっていました。

しかし、マハティール首相は、今月21日の記者会見で、「ことし11月のAPEC首脳会議が終わってから権力の座を譲る」と発言し、当面の続投に意欲を示したことから、与党内の反発がさらに強まっていました。

知日派として知られるマハティール首相は、1981年から22年間にわたって首相を務め、この間、日本の先進的な工業技術や勤労精神を学ぼうという「ルック・イースト」を掲げ、マレーシアを東南アジア有数の工業国へと発展させました。

今回の任期中も、中国が掲げる「一帯一路」の主要プロジェクトの規模を縮小するなど、財政再建に取り組みました。

今後、マハティール首相の後任を選出するため、複数の政党間で連立交渉が活発になるとみられます。

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