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 店頭で繰り返し買う、リピート率1位商品はセブンカフェ、2位がおにぎり──。これはセブン-イレブン・ジャパン(以下SEJ)の自社電子マネーnanacoの集計データの結果だという。

 2014年以降、消費者の支出額は米よりパンのほうが大きい状況が続く中、SEJでは米飯類(弁当、おにぎり、寿司など)の売り上げがパン類の1.5倍あるという。その米飯類で中核を占めるのがおにぎりで、「セブン-イレブンの、いわば生命線になる商品という認識」(園田氏)だけに、これまでも改良に次ぐ改良を重ねてきた。

 2018年度のおにぎり販売数22億7000万個という数字を聞けば、セブン-イレブンがいかにおにぎりに注力しているかが分かるだろう。ちなみに、自前のおにぎり専用工場はローソンで約40か所、SEJは倍の約80か所をそれぞれ擁し、その差も大きい。

「パン類は日持ちがするので、おにぎりに比べて廃棄ロスが少ない商材です。一方、自社工場で完結できるおにぎりに対し、パン類はプライベートブランド商品であっても、ある程度はパンメーカーさんの協力が必要になってくる。つまり、パン類よりもおにぎりのほうが総じて利益率は高いのです」

 こう語るのはファミリーマートの幹部だが、同社では、パン類はおにぎりや弁当以上の売り上げがあり、大手パンメーカーを巻き込んで昨年、今年と「うまいパン決定戦」といったイベントも開催するなど、最近はパンに注力しているイメージが強い。

 ともあれ、より利益率が高いおにぎりは、激しい競争の中で各社拡販を狙い、今後もあの手この手の販促キャンペーンが繰り広げられていくだろう。再び園田氏が語る。

「販促はいろいろなパターンをテストしていく。従来のおにぎり100円均一もそうですし、30円引きにしたらどうなのかとか、あるいはドリンクとのセット価格、さらに時間帯によって価格を変えるなど、いろいろなチャレンジを実施し、お客様から一番ご支持いただけることをやっていきます」

 昨年7月から、ミニストップが「100円おにぎり」を仕掛けて話題となり、集客面では一定の成果を上げているものの、価格勝負の体力消耗戦ということもあって、同社は3期連続で赤字見通しと業績は厳しい。

「価格を下げないと太刀打ちできないから下げているのかな、というふうに見える部分も正直(ミニストップには)ありますし、われわれの土俵に上がって来られないチェーンは価格訴求の対応になっていくでしょうね。当社ではこれまでもこれからも、まず何より、おにぎりの品質を一層高めていくことを第一に考えています」

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