https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

新型コロナウイルスの感染が世界で拡大する中、アメリカのFOXテレビの司会者は、2日、テレビ番組の中で、中国がこの問題をめぐって正式に謝罪をするよう求めました。

これについて中国外務省の趙立堅報道官は、5日の記者会見で「発言はでたらめなもので、中国に対する傲慢な態度と偏見や無知を表している」と批判しました。

そして「『中国謝罪論』は、全く道理がない。ウイルスがどこから来たのか、まだ定説はないほか、発生源がどこであろうと中国はほかの国と同じようにウイルスの被害者だ」と述べ、強く反発しました。

そのうえで、趙報道官は「今回の感染拡大の防止について中国の能力は国際社会から幅広く称賛されている。各国の人たちの安全のために中国の国民は巨大な犠牲を払った」と強調しました。

趙報道官は4日の記者会見でも、新型コロナウイルスの感染は中国で初めて確認された一方で、発生源が必ずしも中国だとは限らないと強調していて、国際的に批判が高まることに神経をとがらせているものとみられます。

WIPO=世界知的所有権機関の次の事務局長を決める選挙は4日、加盟国のうち83か国による委員会で行われ、決選投票はシンガポール特許庁のダレン・タン長官と、WIPOの事務次長を務める中国人の王彬穎氏の争いになりました。

投票の結果、タン氏が55票を獲得して、王氏の28票に倍近い差をつけて当選しました。

事務局長の任期は6年で、タン氏はことし5月に開かれる総会で正式に承認され、10月に就任します。事務局長の選挙をめぐっては、アメリカの大使が先週、通信社の取材に対して、知的財産権を保護してきた歴史のある国の出身者が望まれる」などとして王氏の選出に反対し、タン氏を支持すると明らかにしていました。

貿易交渉を続ける米中両政府は、ことし1月、知的財産権の保護に取り組むことなどを盛り込んだ第1段階の合意文書に署名しましたが、今回の選挙では知的財産権の保護をめぐる両国のあつれきが改めて露呈する形となりました。

d1021.hatenadiary.jp