ロシア憲法改正案 プーチン氏 退任後の大統領立候補の道も残す #nhk_news https://t.co/4KjcGf4OTT
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月10日
ロシア議会下院は、プーチン大統領が提示した憲法の改正案について審議を進めています。
10日は、議員の1人が、大統領任期は2期をこえてはならないとされた改正案の条文をめぐって、憲法が改正された場合、プーチン氏のこれまでの任期は考慮されないという解釈を示し、現職の大統領などが大統領選挙に立候補することを妨げてはならないと提案しました。
議会下院は、この提案を盛り込んで改正案を修正し、賛成多数で承認して近く、上院でも審議される見通しです。
改正案が成立すれば、プーチン氏が大統領を退任したあとも大統領選挙に立候補する可能性を残すものとなります。
一方、プーチン大統領は、退任後に「国家評議会」といった機関のトップに就任して権力を維持するのではないかという見方があがっていますが、これについてプーチン大統領は10日、議会で行った演説で、「二重権力につながる。ロシアには大統領の強力な垂直的な指揮系統が必要だ」と述べ、否定的な考えを示しました。
プーチン大統領としては4年後に任期が切れることを見据えて、さまざまな考えを示し国民の反応を見るねらいもあるとみられます。
ロシア議会は、憲法の改正案に盛り込まれた大統領任期の制限について、現職の大統領などには適用されないとする内容に修正したうえで賛成多数で承認しました。プーチン氏が大統領を退任したあとも、大統領選挙に立候補する可能性を残したものです。https://t.co/F414qWwtRa
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ロシア 戦勝記念行事は予定どおり 感染の影響小さい #nhk_news https://t.co/ot52mcETDX
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月10日
ロシアのプーチン大統領は第2次世界大戦でソビエトがナチス・ドイツに勝利して75年になることを記念し、ことし5月9日に大規模な軍事パレードなどを行う計画です。
これについて大統領府のペスコフ報道官は10日、「準備などに変更はない。新型コロナウイルスに関してもヨーロッパ各国と比べるといい状況にある」と述べ、新型コロナウイルスの影響は小さいとして予定どおり開催する方針を強調しました。
ロシア当局によりますと、ロシアで新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは10日の時点で20人で、プーチン大統領も今月「事態はコントロールされている」と述べ、対策が効果をあげているとアピールしていました。
一方、ペスコフ報道官は、記念行事に招待していたアメリカのトランプ大統領が出席しない意向を伝えてきたことを明らかにしました。
ただ、プーチン大統領は国民の愛国心を高め、みずからの求心力を維持するためにも今回の記念行事を極めて重視していて、日本を含めた各国の首脳に引き続き出席を求めています。