異例のラマダン始まる モスクでの礼拝禁止 新型コロナで #nhk_news https://t.co/cu1zqnrGlp
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年4月23日
ラマダンはイスラム教徒がおよそ1か月にわたって日中の飲食を断ち、貧しい人たちに思いを寄せて互いの連帯意識を高めるもので、多くのイスラム圏の国で24日から始まります。
宗教心が特に高まることから、例年、大勢のイスラム教徒がモスクに集まって礼拝を行いますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で多くの国で外出や人が集まるのを禁止したり制限したりする措置がとられ、サウジアラビアにある聖地メッカでもモスクでの礼拝が原則禁止されます。
3600人を超える感染者が確認されているエジプトでは全土でモスクが閉鎖され、お祈りの時間を告げる呼びかけも、「家で祈ってください」と促しています。
また期間中は、貧しい人たちに日没後の最初の食事を無料でふるまい、一緒に食べる慣習がありますが、ことしは大人数の集会が禁止されたため、貧困層の支援にあたるNGOはラマダン入りの前日の23日、パスタや砂糖などの食料を配りました。
一方、カイロ中心部にある市場はラマダンを前に食料や装飾品などを買い求める人で一見にぎわっていましたが、市場の雑貨店によりますと、人出は例年の半分ほどだということです。
買い物に訪れた女性は「買い物の量は減っています。災いが取り除かれ、普通の暮らしに戻れるよう神に祈りたい」と話していました。
「ラマダン」は日本でも始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本各地にある礼拝所=モスクの関係者などはモスクでの礼拝や食事会を行わないことを申し合わせ、国内のイスラム教徒に告知しました。
日本全国のモスクの代表者やイスラム学者などおよそ100人は23日夜、ラマダンの開始を告げる新月が観測されたかどうかを確認するためビデオ会議を開きました。
しかし国内は曇り空で観測できなかったため、日本にいちばん近いイスラム教の国、マレーシアの判断にならい、日本でも24日からラマダンが始まることを確認しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、関係者らは今月17日に対応を協議し、ラマダンの間はモスクでの礼拝や食事会を行わないことを申し合わせ、日本国内のイスラム教徒に告知しました。そのうえで礼拝や断食明けの飲食は自宅で行うことや、聖職者の説教はオンラインで行うことなどを勧告しています。
日本イスラーム文化センターのクレイシ・ハールーン事務局長は「大勢の人がモスクに集まって、イフタールという断食明けの食事をしたり、礼拝を一緒にしたりすることを楽しみにしていましたが、ことしは残念ながらできません。何よりも人の命が大事なので、これ以上感染が広がらないためにも全員が協力することが必要です」と話していました。
イスラム教の断食月「ラマダン」に合わせて、UAE=アラブ首長国連邦のドバイ当局は感染拡大を防ぐために続けてきた24時間の外出制限を夜間のみに緩和すると発表しました。
ドバイでは外出の際、買い物であっても事前の許可申請が必要なうえ、3日に1度に限られるなど厳しい外出制限が続いてきました。
しかし「ラマダン」が始まる24日からはこの制限が緩和され、午前6時から午後10時まで、許可なく外出できるようになるということです。
またレストランもこれまでの宅配のみの営業から、混雑防止対策を取れば店内での食事を認めるほか、原則、在宅勤務を求めてきた企業活動への制限も一定程度緩和するとしています。ただ外出時にはマスクの常時着用など感染拡大を防止するため、さまざまなルールを守ることが求められるということです。
UAE国内では23日までの累計で8756人の感染者が確認され、依然増加傾向が続いていて、ドバイ当局は制限をさらに緩和するかどうかについては状況を分析して検討するとしています。
ニューヨーク市では学校の休校で給食を受けられない子どもや失業などで生活に困っている市民のために食事を無料で提供していますが、デブラシオ市長は23日の記者会見で、ラマダンの期間中はイスラム教の戒律に基づいたハラルの食事を25%増やして50万食用意すると発表しました。
イスラム教徒の支援団体によりますと、ニューヨーク市には人口の9%にあたるおよそ76万8000人のイスラム教徒がいます。
ラマダンの期間中は通常、モスクなどで日没後に低所得の人たちに食事がふるまわれますが、外出や集会の制限でこうした集まりも開けないため、市として支援に乗り出した形です。
またニューヨークに本部を置く国連のグテーレス事務総長は22日声明を発表し、「今回のラマダンはこれまでとは異なる。内戦が続く国の人々の多くはウイルスのまん延の影響も受けることになる」としてシリアやイエメンの内戦を念頭に当事者に対して改めて停戦を呼びかけました。
US has been bullying all against UNSC Resolution 2231 since 2017.
— Javad Zarif (@JZarif) April 24, 2020
Europe obeyed US instead of 2231.
Neither can lecture Iran based on flimsy misreadings of UNSCR 2231.
Iran neither has nukes nor missiles “DESIGNED to be capable of carrying” such horrific arms.
Guess who do? pic.twitter.com/7uG9yOXAu3
#中東