イギリス 政府による賃金支払いの肩代わり 10月末まで延長 #nhk_news https://t.co/QYEufHiQfI
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年5月12日
イギリス政府は、雇用維持の対策として仕事がなくても従業員を雇い続ける企業や店舗などに対し、賃金の80%をひと月2500ポンド、日本円で33万円を上限に政府が肩代わりする制度を設けています。
現在、この仕組みでおよそ750万人に賃金が支払われています。
これについてスナク財務相は12日議会で演説し、6月末までとしていた期限を延長し、ことし10月末まで続けることを明らかにしました。
ただ、制度を続けるコストを軽減するため、8月からは企業に一定の負担を求めるなど見直しをはかるとしています。
イギリスでは今週、段階的な制限緩和の計画を発表しましたが、経済活動の全面的な再開までには時間がかかると見込まれており、この制度を終了すると大量の失業者が出るおそれがあると指摘されていました。
ヨーロッパではドイツも、国が事業主を通じて従業員に賃金が減った分の最低60%を給付する制度を拡充し、経済への影響が続くことに備えています。
ただ、航空会社の間では、需要の落ち込みが長期にわたることを見越して人員削減に踏み切る動きも出ていて、賃金を肩代わりする制度だけで雇用を維持することに限界も見え始めています。
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イギリス 1~3月GDP 2%減少 リーマン以来の大きさ #nhk_news https://t.co/MCZLMJNrXe
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年5月13日
イギリスのことし1月から3月のGDP=国内総生産は、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が停滞した影響で、実質で前の期に比べて2%減少しました。
マイナスの幅は、リーマンショックの影響が広がった2008年の第4四半期以来の大きさになりました。
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