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去年1年間に3400万人の観光客が訪れたギリシャGDP=国内総生産の30%を観光業や関連するサービス業が占め新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な打撃を受けています。

こうした中、ギリシャ政府は夏の観光シーズンを前に、EU域内で各国が観光客の受け入れを再開するための具体策をEUに提案しました。

提案では来月15日までにEU域内での旅行の再開を目指して共通のルールを作るべきだとしたうえで、旅行者に渡航の72時間前にウイルス検査を受けることなどを義務づけるほか、感染が確認された場合に備えて、払い戻しの仕組みを設けるべきだとしています。

また、感染の拡大を防ぐため、飛行機の機内ではマスクの着用を義務づけるほか、飲食のサービスは行わないとしています。

このほか、観光客を受け入れる国では、旅行中に感染が確認された場合に備えて医療態勢を整えることや、宿泊施設やビーチなどでも感染が広がらないよう対策をとることも提案しています。

EU域内ではイタリアやフランスなどでも、夏には観光を再開する必要があるという声が高まっていて、今後、議論が加速しそうです。

EU=ヨーロッパ連合では、加盟国の間で域内の移動の自由を掲げていますが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、各国は国境の往来を厳しく制限する措置を取っています。

こうした中、ドイツのゼーホーファー内相は13日、国内だけではなく周辺国でも感染の拡大が抑えられつつあるとして、ルクセンブルクとの間の国境を今月16日に開放することを明らかにしました。

そのうえでフランス、スイス、それにオーストリアとの間では今月16日から国境管理を緩和し、来月15日以降、国境の開放を目指すと述べました。

ただ、各国の感染状況が悪化した場合は国境管理を継続するとして、新たな感染者が1週間で人口10万人当たり50人を超えるかどうかを1つの目安にするとしています。

ゼーホーファー内相は「来月中旬には再びヨーロッパで自由な行き来ができるようになるのが目標だ。ただ、このウイルスの流行を乗り越えられるかは引き続き大きな課題となっている」と述べています。

一方、オーストリアも経済が大きな打撃を受ける中、夏の観光シーズンに向けてドイツなど周辺国の観光客の呼び込みを目指し、周辺国との国境の開放を検討していて、ヨーロッパでは今後、同様の動きが広がりそうです。

EU域内では観光業がGDP=域内総生産の1割を占める重要な産業となっていますが、各国の移動制限で深刻な影響を受けていて、かき入れ時となる夏のバカンスシーズンを前に制限緩和を求める声が高まっています。

これを受けてEUは13日、域内の自由な移動の再開に向けた指針を発表し、感染防止対策を徹底することを条件に感染の状況が落ち着いた地域から段階的に移動制限を緩和し、隣国との十分な協議のうえで国境を開放することを加盟国に提案しました。

域内ではすでにドイツがフランスやスイスなどとの国境を来月半ば以降に開放することを目指すと発表していて、今後、域内の自由な移動の再開に向けた動きが活発化するとみられます。

一方、EUは域外からの渡航者の受け入れについては、原則禁止の措置を来月15日まで延長するよう求めています。

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