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サハラ砂漠以南のサヘル地域の国々ではIS=イスラミックステートなどの過激派組織が台頭していて、11日、ブルキナファソの東部で政府軍の部隊が攻撃を受け、現地からの報道によりますと、兵士8人が死亡しました。

また、隣国のニジェールの西部では9日、3つの村が襲撃され、住民が銃撃されるなど、少なくとも20人が死亡したということです。

過激派のテロや襲撃による混乱は広がっていて、国連によりますと、先月だけで、ニジェールには隣国のナイジェリアから2万3000人が難民となって逃れてきました。

こうした中、サヘル地域では新型コロナウイルスの感染も広がっていて、ブルキナファソでは4人の閣僚を含む760人以上、ニジェールでは850人以上の感染が確認されています。

ブルキナファソカボレ大統領は12日、声明を出し、「新型コロナウイルスをめぐる緊急事態によって治安対策を忘れてはならない」と訴えましたが、感染症と過激派の脅威を前に、世界でも最も貧しいサヘル地域の国々は苦境に立たされています。

サヘル地域の情勢について国連のデュジャリック報道官は13日の記者会見で「事務総長にとって最大の懸念の1つであり続けている」と述べました。

このなかで報道官はサヘル地域の国々は政情が不安定で国際社会の支援も不足しており、これが過激派のテロや襲撃につながっていると指摘しました。

グテーレス事務総長は10日、声明を出し、サヘル地域の国マリでパトロール中のPKO隊員3人が武装勢力により仕掛けられたとみられる爆弾で命を落としたとしたうえで、「戦争犯罪に相当する卑劣な行為だ」と強く非難しています。

一方、サヘル地域の5つの国では12日現在合わせておよそ2000人が新型コロナウイルスに感染しています。

国連は戦闘やテロ攻撃によって医療施設の機能が弱体化して感染が拡大するおそれが高まっているとして、PKOの活動の強化とともに感染症対策の重要性を強調しています。

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