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ソビエトベラルーシの国営石油化学会社は、ベラルーシ向けの8万トンの原油を積んだタンカーが、アメリカ南部を17日に出港するとして、アメリカから原油の輸入を始めると明らかにしました。

アメリカのポンペイ国務長官も15日、「腐敗のない自由な取り引きという、アメリカの商業価値に根ざした貿易から利益を得たい国々の要求に応える用意がある」とする声明を出し、意義を強調しました。

ポンペイオ長官はことし2月、ベラルーシを訪れ、ルカシェンコ大統領と会談した際、アメリカはベラルーシの主権と独立を守るため協力する」と述べていましたが、ベラルーシ外務省によりますと、双方は、この会談で原油の輸入について合意したということです。

ベラルーシは、ロシアが経済分野で統合に向けた動きを進めていることや、従来から輸入してきたロシア産の原油などの価格をめぐって疑念や不満を抱いています。

今回、アメリカからの輸入が始まることになった背景には、ロシアへの過度の依存を避けたいベラルーシと、この地域でのロシアの影響力を警戒するアメリカの思惑が一致したことがあるとみられます。

#旧ソ連

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