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一国二制度」のもと、言論や集会の自由が認められてきた香港では、天安門事件が起きた6月4日にあわせて、毎年、市民団体が大規模な追悼集会を開いてきましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染防止を理由に、警察が開催を認めませんでした。

それでも、去年まで追悼集会の会場となっていた香港島中心部の公園には、夕方以降、次々と市民が集まり、夜には数千人規模にふくらみました。集まった人たちはろうそくを手に、天安門事件で犠牲になった人たちに黙とうをささげたあと、「自由のために闘おう」などと訴えていました。

また、中国が導入を決めた香港での反政府的な動きを取り締まる「国家安全法制」によって、来年以降、集会が開催できなくなる可能性があるとして、法制の導入に反対の声を上げていました。

参加した50代の女性は「この集会は私にとって1年に1度の墓参りのようなものです。私たちには集会の自由があり、なぜこれが奪われるのか理解できません」と話していました。

4日夜はこのほか、繁華街や郊外の住宅街など、各地で香港の自由や民主化を求める人たちが集まり、その後、一部の参加者が警察と衝突し、数人が拘束されたということです。

天安門事件の当時、中国で民主化を求めその後、中国を離れた元学生リーダーたちは、新型コロナウイルスの感染拡大で各国で集会などが制限されていることを受けて、オンラインで集会を開きました。

これは当時の学生リーダーの1人で現在はアメリカで暮らす王丹氏が呼びかけたもので、世界各地から200人を超える人が参加しました。

集会は4日夜遅くに始まり、事件で犠牲になった人たちに黙とうをささげたあと、元学生リーダーらが民主化を求めた当時の思いなどについて発言しました。

このうち、現在は台湾などで活動するウアルカイシは、「私たちが求めていたのは言論の自由であり、中国の民主だ。31年たったいまも実現されず香港では、新型コロナウイルスを口実に追悼集会も許されない状態だが私たちは、自由を勝ち取るために取り組みを続けるべきだ」と訴えました。

また、香港の民主派団体の幹部、黄之鋒さんもビデオメッセージを送り、「香港の未来が今後どうなるかは分からないが私たちも31年前の中国の学生たちと同じようにあきらめずに立ち向かっていきたい」と述べ中国が導入を決めた「国家安全法制」についてあくまで撤回を求めていく姿勢を強調しました。

台湾でも4日、天安門事件の犠牲者を追悼する集会が開かれました。集会は、香港出身で現在台湾で暮らす人たちの呼びかけで台北中心部の広場で行われ、若者を中心に多くの人が集まり、ろうそくに火をともし黙とうをささげました。

また、主催したメンバーは、「香港でデモを頑張っている友人たちには一緒に活動できず申し訳ないですが、私たちも諦めません」とあいさつし、自由や民主化を求める香港の人々との連帯を示しました。

そして「香港を取り戻せ。時代の革命だ」などとシュプレヒコールを上げ、中国が導入を決めた香港での反政府的な動きを取り締まる「国家安全法制」への反対を訴えました。

中国の習近平国家主席国賓としての日本訪問は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されましたが、その後、中国が香港で反政府的な動きを取り締まる「国家安全法制」の導入を決定したことを受けて、自民党内では、再検討も含め、政府に慎重な対応を求める意見が出ています。

河野防衛大臣閣議のあとの記者会見で、中国のことしの予算で国防費が去年に比べて6.6%増加していることや、沖縄県尖閣諸島の周辺海域で中国当局の船による領海侵入が繰り返されていることなどを挙げ、「非常に強く危惧している」と述べました。

そのうえで、河野大臣は新型コロナウイルスの状況により、国賓ということは現時点では難しいと思うが、『コロナが落ち着いたあと、どう考えるか』は、安全保障状況を反映をしながら、防衛大臣として政府内でしっかり議論していきたい」と述べ、安全保障の状況を踏まえ、政府内で議論したいという考えを示しました。

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