米政府高官「深刻な事態」 南部・西部で感染者が記録的な増加 #nhk_news https://t.co/8H48WKjqK0
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年6月28日
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染者は、日本時間の28日、世界で1000万人を超えました。
このうちアメリカでは、27日に全米から報告された新たな感染者の数が4万2597人と、2日連続で4万人を超えました。
ABCテレビなどの分析によりますと、感染者は31州で増加していて、とりわけ南部フロリダ州やテキサス州、西部カリフォルニア州やアリゾナ州で、記録的な増加が続いています。
テキサス州ヒューストンにある、世界有数の規模で医療機関が集まる「テキサスメディカルセンター」では、感染者数の急増にともない、集中治療室の使用率がここ1週間ほど、ほぼ100%の状態が続いていて、地元のメディアは、医療機関に運ばれてきた患者が治療を受けるまでに、数時間待たされる状況になっていると伝えています。
アザー厚生長官はアメリカの複数のテレビ局に出演し、感染が拡大している現状について「非常に深刻な事態だ」と述べ各州に対策を急ぐよう求めるなど、危機感が強まっています。
米ミシシッピ州旗変更へ 奴隷制主張「南部連合」シンボル除去 #nhk_news https://t.co/RFa03hPATQ
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年6月29日
ミシシッピ州の旗のデザインをめぐっては、南北戦争当時、奴隷制の存続を主張していた「南部連合」のシンボルがあしらわれ、以前から賛否の議論が行われてきました。
ミシシッピ州の議会は、人種差別に抗議するデモが全米に広がる中、州の旗のデザインから、「南部連合」のシンボルを取り除く法案を上下両院で可決しました。
ミシシッピ州のテート・リーブス知事は、「1894年につくられた旗をめぐる議論は旗そのものと同じように分断を生み出してきた。それを終わらせるときが来た」とツイッターに投稿し、法案に署名する意向を示しています。
デザインの変更が実現すればアメリカのすべての州の旗から南部連合のシンボルが消えることになります。
アメリカでは、高い人気を誇る自動車レース「NASCAR」が南部連合の旗の使用を禁止したほか、奴隷制に関連した銅像や記念碑を撤去する動きが相次いでいます。
一方で、AP通信は「彼らはもう歴史すら教えていないのだ」と批判する地元の住民の声も伝えています。