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レバノンの首都、ベイルートの港で起きた大規模な爆発の現場では、各国から到着した救助隊も加わって捜索活動が続けられていて、これまでに154人の死亡が確認され、およそ5000人がけがをしたほか、行方がわからなくなっている人が数十人いるとみられています。

レバノンのアウン大統領は、7日、ベイルートで会見し、「爆発の原因は怠慢かもしれないし、爆弾などによる外部からの干渉かもしれない」と述べて、あらゆる可能性を排除せず、原因を慎重に調査していく姿勢を示しました。

爆発は、港の倉庫に大量に保管されていた爆薬の原料にもなる化学物質、硝酸アンモニウムに何らかの形で引火したことにより起きたとみられていますが、その原因は明らかになっておらず当局が、関係者の取り調べを行っています。爆発の原因をめぐっては、政府から独立した機関による調査を求める声が出ていますが、アウン大統領は、国際的な調査チームの受け入れには否定的な考えを示しました。

今回の爆発で大きな被害が出たベイルートのモスクでは、7日、爆発後、初めてとなる金曜礼拝が行われました。

青いドームとそびえたつ4本のせん塔が特徴的な「ムハンマド・アミンモスク」は、爆発の現場から1.3キロほど南西に位置し、爆風でガラスが割れるなどの被害が出たほか、天井の骨組みの一部がむき出しになりました。

モスクでは今もがれきの撤去作業が続けられていて、周囲には規制線が張られ落下物に注意するよう呼びかける貼り紙が掲示されています。

金曜礼拝ではイマームと呼ばれる宗教指導者が「今回の爆発はレバノン内戦で私たちが目にしたものより大きかった」と話したうえで、爆発の責任はレバノン政府にあるとして非難していました。

一方で、新型コロナウイルスの感染対策のため、モスクの収容人数5000人に対して、礼拝する人は数十人ほどに制限され、人々はお互いに間隔をあけて祈りをささげていました。

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