Alexei Navalny to be flown to Germany for suspected poisoning treatment https://t.co/1Gi4whPZlm
— The Guardian (@guardian) 2020年8月21日
ロシア野党勢力指導者 意識不明ナワリヌイ氏 ドイツに移送へ #nhk_news https://t.co/gJ6eLGR6LR
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年8月21日
プーチン政権批判の急先ぽうとして知られるロシアの野党勢力の指導者、ナワリヌイ氏は、20日、西シベリアからモスクワに向かう旅客機の中で突然、体調の異変を訴え、緊急着陸したオムスクの病院で意識不明の状態が続いています。
支持者は「何者かに毒を盛られた可能性がある」と訴え、国外で治療できるよう外国の政府に支援を求めたところ、ドイツのメルケル首相がこれに応じ、21日にはドイツの医師団がナワリヌイ氏を移送するため医療設備を備えた航空機でオムスクに到着しました。
オムスクの病院は、これまでの検査の結果「毒を盛られた痕跡はない」としたうえで、当初は意識不明のナワリヌイ氏を別の病院に移すことに反対していましたが、21日夜「容体が安定した」として一転して移送に同意し、ナワリヌイ氏はドイツで改めて精密な検査を受ける見通しとなりました。
アレクセイ・ナワリヌイ氏は、モスクワ州生まれの44歳。
プーチン政権批判の急先ぽうで、今のロシアで最も有名な野党勢力の指導者です。
プーチン政権や国営企業の汚職をブログで告発するなど、若い世代を中心に支持を広げてきました。
このうち2017年には、モスクワ郊外にある、当時のメドベージェフ首相の豪邸を上空から撮影して公開し、日本円で70億円相当の賄賂として資産家から贈られた汚職の疑いがあると告発しました。
2018年の大統領選挙では立候補の意欲を示し、手続きを進めていましたが、ロシアの中央選挙管理委員会が過去の有罪判決を理由にナワリヌイ氏の立候補を認めなかったため、支持者に投票のボイコットを呼びかけました。
ナワリヌイ氏は、先頭に立ってプーチン政権を批判するデモをロシア各地で展開してきましたが、許可なく集会を開催したことなどを理由に治安当局によって何度も拘束されてきました。
2019年、警察に拘束された際には、アレルギー症状のような体調の異変を訴えて病院に運ばれ、毒を盛られたと訴えていました。
最近のナワリヌイ氏は、9月、ロシアで行われる統一地方選挙に向けて各地をまわり、プーチン政権に対抗する野党候補の擁立や支援に力を入れていました。
ナワリヌイ氏は搭乗前、トムスク空港のカフェでお茶を飲んでいた。 pic.twitter.com/zKyZskD24N
— ロイター (@ReutersJapan) 2020年8月21日
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