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与党・共和党の全国党大会は最終日の27日夜、トランプ大統領ホワイトハウスで大統領候補の指名を受諾する演説を行います。

これを前に、民主党の副大統領候補のハリス上院議員が同じワシントンで演説しました。

この中でハリス氏は、新型コロナウイルスをめぐる対応について、「トランプ氏はアメリカ国民を守ることに失敗した。この危機に対処するつもりも、能力もない」と述べ、厳しく非難しました。

そのうえで、「われわれが必要としているのは喜んで他人の意見に耳を傾け、指導し、そして計画を持って仕事に取り組む有能な大統領だ。バイデン氏はまさにその大統領だ」と述べ、専門家の意見を聞きながらウイルス対策に取り組む姿勢を強調し、民主党の大統領候補のバイデン氏への支持を訴えました。

また、ハリス氏は、中西部ウィスコンシン州で、黒人男性が警察官に背後から複数回撃たれたことについて、「アメリカでは、黒人の命が平等に扱われたことはないのが現実だ。構造的な人種差別を認め、対処する必要がある」と述べ、抗議活動に理解を示して、過激な行動の取締りに力を入れるトランプ大統領との違いを強調しました。

中西部ウィスコンシン州のケノーシャで23日、黒人男性のジェイコブ・ブレークさんが警察官に背後から至近距離で7回にわたって銃で撃たれて重体となっています。

発砲のあと現地では、連日、地元の住民ら数百人が抗議活動を続けていて、地元のメディアは、26日には、参加者と警察官の間で目立った衝突もなく、抗議活動は平和的に行われたと伝えています。

また、26日には、州の司法当局が記者会見し、ブレークさんの車からナイフが見つかったことなどを明らかにしたうえで、引き続き当時の状況を調べていると発表しました。

これに対して、アメリカの複数のメディアは、発砲から時間がたっているにもかかわらず、警察官が背後から7回も銃を発砲した理由は明らかになっていないなどと伝えるなど、警察や司法当局の対応に疑問の声があがっています。

黒人の男性が警察官に背後から撃たれたことに対して、抗議の意思を示す動きがスポーツ界などに広がっていることについて、国連のデュジャリック報道官は27日の記者会見で、「わたしたちは、スポーツ選手やそのほかの分野の人たちが行動するのを目にしている。社会の不正義に強い反対を表すのは人々の権利だ」と述べました。

そのうえで、「人種差別問題は多くの国で繰り返し起きている。アメリカだけでなく世界中の問題だ」と述べ、国際社会が人種差別の撤廃に取り組むことが必要だと強調しました。

中西部ウィスコンシン州で23日、黒人男性が警察官に背後から至近距離で銃で7発撃たれて重体となり、現地では平和的な抗議デモの一方で、破壊行為も発生し混乱も起きました。

デモは27日も続いていますが、州兵などが警戒にあたり、大きな混乱は起きていません。

これについてトランプ大統領は27日、記者団の質問に応じ「昨夜の現地は静かだった」として、みずからが主導して混乱を収めたと主張しました。

そのうえで「われわれは火を消し止め破壊行為を止めることができる。民主党は私か副大統領を呼べばいい。すぐに暴力をやめさせる」と述べて、法と秩序を重視する姿勢を強調するとともに、民主党では対応できないと攻撃しました。

一方、民主党の副大統領候補のハリス氏は27日、首都ワシントンで演説し「平和的な抗議活動と参加者を常に守らなければならない。略奪や暴力を振るう者たちと一緒にすべきではない」と述べました。

そして「アメリカでは黒人の命が平等に扱われたことはないのが現実だ。構造的な人種差別を認め、対処する必要がある」として、人種差別の解消に取り組むと訴えました。

人種差別問題は大統領選挙でも重要な争点となっていますが、今回の問題を受けて両陣営の姿勢の違いが改めて浮き彫りになっています。

11月のアメリカ大統領選挙に向けた与党・共和党の全国党大会は最終日の27日、トランプ大統領ホワイトハウスで指名受諾演説にのぞみました。

トランプ大統領は演説で「2期目には私は再び歴史上、最高の経済をつくりあげ、雇用や所得の向上、記録的な繁栄をもたらす。アメリカをすべての脅威から守る」と述べました。

そのうえで「この選挙はわが国の歴史でもっとも大切な選挙だ。2つの政党、2つの理想、2つの政策課題、これほど明確な選択はない。アメリカンドリームを救うか、それとも社会主義者に私たちの大切な運命を破壊させるかを決める選挙だ」と述べて、みずからの再選への支持を訴えました。

さらに、黒人男性が警察官に背後から銃撃されたことを受け、抗議デモや混乱が起きたことを念頭に「あなたの投票が法を順守するアメリカ人を守るのか、それとも人々を脅かす暴力的な無政府主義者や扇動者、犯罪者たちに自由を与えるかを決める」と述べて、法と秩序を重視する姿勢を示しました。

そして「この選挙はアメリカらしい生活の在り方を守るのか、あるいは過激な運動にそれを破壊させるかを決める選挙になる」と述べ、アメリカの伝統的な暮らしを守るのは自分だと主張しました。

トランプ大統領としては保守的な価値観を重視する姿勢を強調するとともに、野党・民主党のバイデン候補を過激な左派に操られアメリカを変容させると主張し、対立の構図を鮮明にするねらいだとみられます。

大統領選挙では伝統的にホワイトハウスを選挙活動に利用することは控えられてきましたが、今回はホワイトハウスの南側の庭園「サウスローン」に大勢の招待客を招いて大々的に演説を演出し、民主党は政治利用だと強く反発しています。

トランプ大統領の演説のさなか、野党・民主党の大統領候補、バイデン前副大統領は、ツイッターに繰り返し投稿して反論しました。

このうち、経済についてバイデン氏は「トランプ大統領は就任時、オバマ・バイデン政権から成長を続けていた経済を受け継いだのに、彼が人生で相続した物と同じように、それを浪費した」と投稿し、トランプ政権は経済面でのオバマ前政権の成果をむだにし、経済をむしろ悪化させたと主張しました。

また、新型コロナウイルスの対策をめぐっては「トランプ大統領は自分を戦時の大統領だと言うが、新型コロナウイルスとの戦いを指揮せず、白旗を上げている」と投稿しました。

そのうえで「トランプ大統領は、当初からウイルスの脅威を過小評価し、専門家の意見を聴かず、感染を封じ込める行動を取らなかった。われわれは、その代償を支払わされている」として、トランプ大統領が早期に対策を取らなかったことが感染拡大につながったなどと批判しました。

トランプ大統領の指名受諾演説に合わせ、ホワイトハウス近くの通りでは27日夜、千人を超える市民が集まり、トランプ大統領に対する抗議デモが行われました。

集まった人たちは「トランプ氏とペンス氏は退陣しろ」「黒人の命も大切だ」などと書かれたプラカードを掲げながら、抗議の声を上げていました。

そして、トランプ大統領の演説が終わって、ホワイトハウスの上空に花火が上がると、集まっていた人たちからは一斉にブーイングが上がっていました。

ワシントンに隣接するメリーランド州から参加した女性は、トランプ大統領が指名受諾演説をホワイトハウスで行うことについて「国民のためのホワイトハウスで自分の政党からの指名を受けるのは違法です。私たちの税金が政治に利用されています。これは異常なことであり、トランプ大統領は独裁者です」と非難していました。

また、中西部イリノイ州のシカゴから参加した32歳の男性は、中西部ウィスコンシン州で黒人男性が警察官に背後から複数回、撃たれたことについて「非常に悲しいことです。まだアメリカ社会が何も変わっていないことを示しています。トランプ大統領は何もできないことが、何度も証明されました。彼は政権から去る時です」と述べ、トランプ大統領の対応を強く批判していました。

さらに、ホワイトハウスの上空に花火が上がったのを見た、ウィスコンシン州ミルウォーキーから参加した25歳の男性は「この国に、今は祝うものなど何もありません。政権にとって本当に黒人の命も大切なのか、疑問に思います。私にとっては侮辱であり、見るのがつらいです」と話していました。

11月のアメリカ大統領選挙に向けた与党・共和党の全国党大会は最終日の27日、トランプ大統領ホワイトハウスで指名受諾演説に臨みました。

この中でトランプ大統領は「この選挙は、わが国の歴史でもっとも大切な選挙だ。アメリカンドリームを救うか、それとも社会主義に私たちの大切な運命を破壊させるかを決める選挙だ」と述べるとともに、民主党のバイデン陣営を「過激な左派」と位置づけて、国民に選択を迫りました。

そのうえでアメリカ第一主義を掲げて国内の雇用を確保してきたことや、メキシコとの国境に壁を建設して不法移民対策を強化したことなどを実績としてアピールしました。

外交面では、アメリカで高まる反中感情も念頭に「私は国民との約束を守り、アメリカの歴史上、中国に対して最も強く厳しい姿勢で臨んできた」と述べ、中国への依存を終わらせると強調しました。

そして、世界最悪の被害が出ている新型コロナウイルスへの対応については、バイデン氏が掲げる政策は「経済を壊滅させる」と批判し、みずからは「安全で効果のあるワクチンを年内に手にし、ウイルスを撲滅する」と主張しました。

さらに黒人男性が警察官に背後から銃撃されたことを受け、抗議デモや混乱が起きたことについては「バイデン氏と彼の支持者は党大会期間中、沈黙を貫いた」と非難し「私が大統領であるかぎりは、アメリカ人が安全に平和的に暮らす絶対的な権利を守る」として、“法と秩序”を重視する姿勢を示しました。

トランプ大統領は演説で一貫してバイデン氏を激しく攻撃し、対立の構図を鮮明にしました。

共和・民主両党は、これでともに党大会を終え、およそ2か月後に迫った大統領選挙に向け、選挙戦は激しさを増すことになります。

(1) 2期目には再び歴史上、最高の経済をつくり上げ、雇用や所得の向上、記録的な繁栄をもたらす。

(2) 新型コロナウイルス対策で、年末までにワクチンを生産し、ウイルスを打ち負かす。

(3) この選挙は歴史上、最も重要な選挙になる。今ほど、2つの政党、その支持者らのあいだでイデオロギーや哲学、ビジョンが異なる時はない。アメリカンドリームを守るか、社会主義者にわれわれの運命を破壊させるかを選ぶ選挙だ。

(4) アメリカ第一主義を推し進め、TPP=環太平洋パートナーシップ協定や地球温暖化対策の「パリ協定」から離脱。減税と規制緩和で最強の経済を築いた。

(5) アメリカの歴史上、中国に対して最も強硬に臨んできた。バイデン氏が当選すればアメリカは中国に支配される。

(6) 国境の壁の建設など、不法移民対策を強化し、アメリカの労働者を守った。

(7) 処方薬の価格を大幅に引き下げた。

(8) 連邦最高裁判所の判事2人など、保守派の判事300人以上を指名。

(9) イランの核合意から離脱。エルサレムイスラエルの首都と認定し、過激派組織IS=イスラミックステートのバグダディ容疑者を殺害した。

(10) アメリカ軍を再建し、宇宙軍を創設した。

(11) バイデン氏の政策は、今までの候補で最も極端で、社会主義トロイの木馬だ。

(12) 警察を支持する。略奪や暴力が起きているのは、民主党が統治する都市であり「法と秩序」が必要だ。

(13) バイデン氏は弱い。

(14) 憲法修正第2条の武器を保有する権利を守る。

(15) 5Gの競争に勝ち、世界最強のミサイル防衛を築き火星に行く。

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