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2日に投票が行われたイスラエルの総選挙は日本時間の3日午前5時から開票が始まりました。

複数の地元メディアが伝えた出口調査に基づく議席予測では、ネタニヤフ首相が党首を務める右派政党「リクード」が、イスラエル軍の元参謀総長ガンツ氏が率いる中道会派「青と白」をややリードしていて、第1党となる勢いです。

イスラエルでは去年4月と9月に総選挙が行われましたが、「リクード」と「青と白」の獲得議席がきっ抗して連立交渉がまとまらず、1年で3度目となる今回の選挙で政治的なこう着状態が解消されるかが焦点となっています。

今回も、いずれの政党も過半数には届かない見通しで、仮に「リクード」が第1党になったとしても選挙後の連立交渉の行方は予断を許さない状況です。

ネタニヤフ首相は続投が決まった場合、ことし1月に盟友関係にあるアメリカのトランプ大統領が発表した新たな中東和平案を根拠にヨルダン川西岸の一部を併合する構えを見せていて、選挙結果が注目されます。

シリアとヨーロッパの間にあるトルコは、EU=ヨーロッパ連合との合意にもとづいてシリアなどからの難民を国内にとどめてきました。

しかしシリア北西部を中心に内戦が激化し、新たに95万人もの避難民が発生したことから、トルコはこれ以上の受け入れはできないとして先週、難民がヨーロッパへ向かうのを容認する姿勢に転じました。

トルコ政府によりますとこれを受けて11万7000人余りがヨーロッパを目指しトルコを出国しましたが、ギリシャブルガリア側の検問所は閉じられたままで、大勢の難民がそのはざまで立往生しています。

また2日にはトルコ西部の海岸からギリシャのレスボス島を目指していたボートが転覆し、6歳前後とみられるシリア難民の男の子が溺れて死亡したということです。

この日、ブルガリアのボリソフ首相がトルコを訪問してエルドアン大統領と対応を協議したほか、3日にはEUのフォンデアライエン委員長がギリシャ国境を視察する予定で、5年前の難民危機をほうふつとさせる事態にヨーロッパ各国は危機感を強めています。

ドイツのメルケル首相は2日、「難民を犠牲にする対応は到底、容認できない」とトルコのエルドアン大統領を厳しく批判しました。

そのうえで、メルケル首相は難民が国境に向かったあと立往生を余儀なくされていることに懸念を示し、トルコ側と協議を続けていく考えを示しました。

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