プーチン大統領 経済回復と欧米に対抗姿勢強調 年次教書演説で #nhk_news https://t.co/f7FGb25gsC
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年4月21日
プーチン大統領は21日、モスクワで議会の代表や閣僚らを前に内政や外交の基本方針を示す年次教書演説を行いました。
この中で、プーチン大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大や欧米の経済制裁によって疲弊した国内経済の回復を目指すとして、自国で製造したワクチンの接種を進め、ことしの秋までに集団免疫を作り出す目標や主要な地方都市を結ぶ新たな幹線道路の建設計画などを発表しました。
そのうえで「地方が長期にわたって財政的に自立するための提案を6月までに行う」と述べ、地方の経済発展を積極的に支援する考えを示しました。
一方、外交については、アメリカやEU=ヨーロッパ連合が、ロシアのウクライナ政策や野党勢力への対応を批判し制裁を科したことを念頭に「一部の国では、ロシアに言いがかりをつける習慣が定着している」と非難しました。
そのうえで「ロシアとの関係を台なしにするならば、迅速かつ厳しい対応を取るだろう」と述べ、欧米に対抗する姿勢を強調しました。
ナワリヌイ氏の釈放求める抗議活動 プーチン大統領は対抗姿勢 #nhk_news https://t.co/IY5Nlw057U
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年4月21日
ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は、去年、化学兵器の神経剤で襲われ一命をとりとめましたが、ことし2月、刑務所に収監されたあと健康状態の急速な悪化が伝えられています。
野党勢力の支持者は、21日、ナワリヌイ氏の釈放を求めてロシア全土で抗議活動を行い、極東のウラジオストクでは、数百人が「ナワリヌイを解放せよ」などと声をあげながらデモ行進しました。
また、首都モスクワでは内務省の発表でおよそ6000人がデモに参加したということで、開催を認めない警察に拘束される参加者も出ました。
ロシアの人権団体によりますと、これまでに少なくとも80以上の都市で1200人余りが拘束されたということです。
ナワリヌイ氏をめぐっては、欧米諸国も釈放を求めてロシアに制裁を科し、関係悪化の要因となっています。
欧米との関係についてプーチン大統領は21日の演説で「ロシアとの関係を台なしにするならば、われわれは迅速かつ厳しい対応をとるだろう」と対抗する姿勢を強調しました。
ナワリヌイ氏の釈放を求める抗議活動は、ロシアだけでなくヨーロッパでも広がっています。
このうちフランス・パリの中心部では、21日、ナワリヌイ氏の写真やプラカードを持った市民が集まり、釈放に向けてフランスからもロシアに圧力をかけるよう訴えました。
またイギリスのロンドンでは、ロシア大使館の前に集まったおよそ250人が声をあわせてナワリヌイ氏の名前を呼び、ロシア政府にすみやかな釈放を求めました。
ロンドンでの抗議活動に参加した男性は「ナワリヌイ氏の身に起こった出来事は明らかに犯罪で、絶対に受け入れられない。彼は選挙に出るべき人物で、プーチン大統領こそ刑務所に入ったほうがよい」と話していました。
#反ロシア#対中露戦