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ソビエトアゼルバイジャンアルメニアの係争地ナゴルノカラバフをめぐる戦闘は、去年9月に再燃したあと1か月半で5600人を超える死者を出し、アルメニアが不利な条件を受け入れる形で停戦しました。

11日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領とアルメニアのパシニャン首相はロシアのプーチン大統領の仲介のもと、停戦後初めてモスクワで直接会談しました。

会談のあと3人はそろって会見し、破壊された道路や住宅などを再建するため、3か国の副首相が主導する作業部会を設置する方針で一致したことなどを発表しました。

また、戦闘で支配地域を拡大したアゼルバイジャンのアリエフ大統領は「停戦合意は順守されている」と述べ、現状を肯定する認識を示しました。

一方、事実上、敗北したとも指摘されるアルメニアのパシニャン首相は「残念ながらこの紛争はまだ解決していない」と述べる場面もあり、紛争の根本的な解決に向けては依然、火種が残っていることもうかがわせました。

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