ロシア司法当局トップ 北方領土を訪問 菅首相の就任後初 #nhk_news https://t.co/fhD9iFVbRn
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年10月16日
北方領土を訪問したのは、ロシアの司法当局のトップ、最高検察庁のクラスノフ検事総長で、16日朝、国後島を訪れたあと色丹島を視察しました。
ロシアの最高検察庁によりますと、クラスノフ検事総長は、島の行政担当者や住民と面会し、ロシア政府が進める島の開発プロジェクトをめぐって法律違反がないかなど聞き取りを行ったということです。
さらに択捉島も訪問し、第2次世界大戦の勝利を記念する広場に設けられた慰霊碑に花を手向けました。
ロシア政府高官の北方領土への訪問が明らかになったのは、ことし8月、ジニチェフ非常事態相が国後島を訪問して以来で、菅総理大臣の就任後、初めてです。
北方領土をめぐっては、日本とロシアは共同経済活動の実現を目指し、法的な課題について厳しい交渉を続けていますが、ロシアとしては、司法当局のトップが現地を訪問することで自国の司法権を強調するねらいもあるとみられます。
外務省は今月5日に訪問の情報を入手した段階で、ロシア側に対し、北方領土を訪問しないよう申し入れました。
そして、実際に訪れたことを確認した16日、欧州局ロシア課長が、東京にあるロシア大使館の参事官に対し、北方領土における日本の立場と相いれないとして抗議しました。
#日露
EU各国 ナワリヌイ氏から神経剤検出の事件でロシアへ制裁発動 #nhk_news https://t.co/oZgXT8LGeH
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年10月16日
ナワリヌイ氏はことし8月、ロシア国内を移動中に突然意識を失ってドイツの病院に搬送され、ドイツ政府やOPCW=化学兵器禁止機関は血液などの分析の結果、旧ソビエトで開発された神経剤「ノビチョク」と同じ種類とされる物質を検出したと発表しています。
これを受けてEU各国は今週初め、ロシアへの制裁を科すことで合意し、15日、制裁を発動したと発表しました。
制裁の対象は、ロシア大統領府の高官や連邦保安庁の長官をはじめとしたプーチン大統領の側近など6人と、かつてノビチョクを製造していたとされる研究施設で、口座の凍結やEU域内への渡航禁止などの措置をとるということです。
またイギリスも15日、同様の制裁措置をとることを明らかにし、ラーブ外相は「ロシアによる化学兵器の使用は国際法違反だ。その責任を追及する決意だ」とコメントしました。
これについてロシア大統領府のペスコフ報道官は「非友好的な措置で今回の決定には論理もない」と述べ、制裁を科されるいわれはないと反発しました。
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