タイ 国王出席の大学卒業式で王制改革求め抗議活動 #nhk_news https://t.co/wKV7rjsQMG
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年11月1日
反政府デモが続くタイの首都バンコクでは10月31日、多くの政治家や法律家を輩出した名門校として知られる国立のタマサート大学で卒業式が行われました。
タイの国立大学では王族が卒業生一人一人に卒業証書を授与するのが一般的で、この日はワチラロンコン国王が訪れました。
タマサート大学にはプラユット首相の辞任や王制改革を求めるデモの中心人物たちが在籍していて、構内では国王が到着する5時間余り前から学生などによる抗議活動が行われました。
学生らは王制に批判的な有識者や活動家などの等身大の写真を並べ、その人たちから卒業証書を受け取るまねをしたり、王制を批判する動画にアクセスするためのQRコードが書かれた紙を配ったりしていました。
抗議活動を企画した23歳の卒業生の男性は「私たちは武器も持たずに平和的に訴えている。王室は変化を求める声を受け入れてほしい」と話していました。
タイでは抗議を続ける若者に対抗して王室を擁護するグループの活動も活発になっていて、事態が収まる見通しは立っていません。
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