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フランス南部ニースの教会で先月29日、男女3人が襲われ、殺害された事件では、検察がチュニジア出身の男(21)を拘束し、イスラム過激派の強い影響を受けたテロ事件として捜査しています。

フランスではこのテロ事件の2週間ほど前、パリ近郊で表現の自由について教える際に風刺画を生徒に見せた中学校の教員が刃物で殺害される事件が起きていますが、検察は13日、教員を殺害し、現場近くで警察に射殺されたロシア出身のチェチェン系の男(18)の写真が、ニースの事件で3人を殺害した容疑者の携帯電話に保存されていたと明らかにしました。

検察によりますと、ニースの事件の容疑者は拘束された際、警察官に銃で撃たれてけがをし、今も事情を聴くことができていないということですが、検察は容疑者が教師を殺害した男の犯行に影響を受けた可能性も含めて捜査を進めています。

また検察は容疑者の足取りについて、ことし9月にチュニジアからイタリアに入国し、事件の2日前の先月27日にフランスのニースに到着したと発表しました。

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