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もちろん、昨年春の天皇代替わりによって、秋篠宮さまが継承順1位となったことは紛れもない事実です。しかし、それはあくまでも現時点での『暫定1位』であると言うべきではないでしょうか。

皇室典範第8条に「皇嗣たる皇子を皇太子という」との表現があります。この条文を易しく言い換えれば「跡継ぎである天皇の子を皇太子と呼びます」ということになり、「皇嗣」は特定の人を指し示す固有名詞ではなく、「天皇の地位を嗣ぐ者」の意味であることが分かるはずです。皇太子もまた「皇嗣」であることに変わりはないのです。

もう一つ考えなければならないのは「皇太弟」という言葉の存在です。これは読んで字のごとく、「皇太子の弟バージョン」と言えます。ですから「次の天皇として確定した、天皇の弟」ということになります。「皇太弟」は歴史的にも実在しました。現在の法令に、その規定はありませんが、皇室典範風に言うのなら「皇嗣たる皇弟を皇太弟という」とでもなるでしょうか。

日本古代史や中世史の研究者によれば、「皇太子」も「皇太弟」も、元々は次期天皇の地位を巡って宮中でいさかいが絶えなかったため、「これで決まりです」と決着をつける意味でつくられた地位です。

今回、秋篠宮さまはこの「皇太弟」にはなりませんでした。上皇さまの退位を実現する皇室典範特例法制定の過程で議論はされましたが、秋篠宮さま自身が皇太子や皇太弟といった特別な呼称に難色を示したようで、検討の結果、「皇嗣殿下」に落ち着いたといいます。

秋篠宮さまには「自分は皇位を継ぐ前提での教育を受けていない」という負い目のような意識があるとも聞きます。今回の「立皇嗣の礼」の様子をテレビで見ていて、私は、天皇、皇后両陛下の前に進む秋篠宮さまの表情が晴れやかさを欠いていると感じました。か細い声は力なく、視線もふらふらと定まっておらず、大変失礼ではありますが、とても「次の天皇としての覚悟」ができているようには見えませんでした。

特例法は、皇嗣について「皇太子の例による」と定めていますので、「事実上の皇太子」「皇太子と同格」とみなされる傾向がありますが、「皇太子」と「皇嗣」では、これまで見てきたように、重大な違いがあります。今回の儀式を「次期天皇決定宣言の場」と位置付けるのであれば、秋篠宮さまは「皇太弟」になるべきでした。逆に言えば「皇太弟」でない以上、次期天皇は決まっておらず、秋篠宮さまはやはり「暫定1位」と言うしかありません。

話は変わりますが、今回の儀式でもう一つ気づいたことがあります。夕方から行われた「朝見の儀」での両陛下の言葉です。天皇陛下は弟に対し「これまでに培ってきたものを十分にいかし、国民の期待に応え、皇嗣としての務めを立派に果たしていかれるよう願っています」と話しました。皇后さまは「どうぞ、これからもお健やかにお務めを果たされますように」と語りました。

この言葉がなぜか私の心に残り、とても優しく穏やかな印象をもたらしました。内容としてはごく普通なのに、なぜそう感じるのだろう。考えているうちに気がつきました。2人とも弟に対して敬語を使っているのです。

また、上皇さまが「培ってきたものをさらに磨き」と述べた部分を、陛下は「十分にいかし」と言い変えています。

 宮内庁が13日に公表した文書には、「今後の予定等については、今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況です」とある通り、残念ながら具体的な記述は見られない。結婚したいという2人の気持ちは分かるが、果たして現実問題として、今後、結婚までのプロセスが順調に進むのか。さらに、2人の結婚に不安を感じる多くの国民が、この文書で納得するであろうかと、私はいささか疑問に感じている。

 小室家が、金銭トラブルを解決し、多くの国民が納得し喜んでくれる状況にならなければ、2人の正式な婚約に当たる納采の儀は行えないと、秋篠宮は、国民に対してはっきり説明したのだ。この言葉、今でも変わらず生きていると思う。しかし、眞子内親王たちは、この父親の思いを、どのように解決しようとしているのか、また、具体的な方法などは、今回の文書の中でまったく触れていない。

 私の取材する限り、当初から秋篠宮は、小室氏に高い年収を求めてはいなかった。パラリーガルのままでもよいと考えていたのだ。

 とにかく、秋篠宮は、「2人が身の丈にあった生活をすれば、それでよいではないか」と、若い2人に理解を示し、柔軟に考えていたのだ。このことを確認しておきたい。

 こうして振り返ってみると、秋篠宮邸での話し合いを受けて、小室氏が秋篠宮の忠告に、素早く対応していれば、事態は大きく違っていたのかもしれない。ここまで小室氏との結婚がこじれていることや秋篠宮の厳しい姿勢が明るみに出ることはなかった。もし、彼が、金銭トラブルを早く解決していれば、秋篠宮の評価は逆に高まったかもしれない。金銭トラブルを処理した後で、「国際弁護士を目指すため、海外留学したい」と言えば、あるいは秋篠宮は彼を祝福し、喜んで外国に送り出していたかも知れない。しかし、全ては逆だった。

 文春オンラインが先日行った眞子内親王の結婚についてのアンケートでは、「B.秋篠宮さまのお言葉のように、多くの国民が納得し、喜ぶ状況になるまで結婚は待つべきだ」と回答した読者が、全体の7割を超えたという。私は、このアンケート結果を秋篠宮夫妻はお喜びだと思う。親として時には子育てに自信を失くしかねない場面もあるかと思う。それだけに、この結果は、秋篠宮夫妻に勇気と希望を与えるのではないだろうか。

 今後、金銭トラブルが、仮に解決しても、秋篠宮納采の儀を認めることは極めて難しい状況ではないだろうか。なぜならば、このアンケート結果が示すように、多くの国民は、小室氏が眞子内親王の結婚相手となることに、納得していないからだ。

「たしかに今回の音源からは、小室さんの優秀さが垣間見えます。しかし、秋篠宮さまが求めていらっしゃったのは、金銭トラブルや将来設計についての真摯な説明です。小室さんに対して立派な肩書や高い収入を要求されていたわけではありません。留学の成果を示したところで、秋篠宮さまの不信感が拭えるとは思えませんが……

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