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ベラルーシでは、ことし8月に行われた大統領選挙で不正が行われたとして、ルカシェンコ大統領の辞任を求める抗議活動が3か月以上にわたって断続的に続いています。

現地時間の15日、首都ミンスクでは数万人が参加する大規模な抗議活動が行われ、これに対して政権側は催涙ガスのほか、爆音やせん光を発する特殊な手りゅう弾、スタングレネードを使って鎮圧に乗り出しました。

現地の映像では、催涙ガスの煙が広がる中、花火のような爆音が連続して鳴り響き、覆面姿の治安部隊が抗議活動の参加者を次々と拘束する様子が映し出されています。

ベラルーシの人権団体によりますと、抗議活動の取締りは、全国の10都市以上で行われ、これまでに1200人以上の参加者が拘束されたということです。

ベラルーシの抗議活動をめぐっては11日、ミンスクで31歳の男性が治安部隊に激しく殴られた末拘束され、翌日、病院で死亡したことに、反政権派が反発を強め、強硬姿勢を崩さないルカシェンコ政権との間で一層緊張が高まっています。

ソビエトアルメニアでは、アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフをめぐる停戦合意に対して、市民の抗議活動が続き、混乱が広がっています。こうした事態をうけて、大統領が、内閣の総辞職を求めましたが、首相は辞任しない考えを示していて、混乱が収束に向かうのかどうか、不透明な状況です。

アゼルバイジャンアルメニアの間では、係争地のナゴルノカラバフを巡って、およそ1か月半にわたって、戦闘が続いていましたが、11月10日、双方が戦闘を停止することで合意しました。

この合意では、アルメニア側が占領し事実上、統治していた地域の一部がアゼルバイジャン側に返還されることも盛り込まれたことから、アルメニアでは、首都エレバンなどで、連日、合意内容に反発する政府への抗議デモが続くなど混乱が続いています。

こうした事態をうけて、サルキシャン大統領は、16日、声明を発表し、「私たちは戦場と外交の場の双方で戦いに負けた」としたうえで、「国民の要求を考慮に入れると国内の政治的混乱を回避するために、早期の議会選挙の実施が避けられないことは明らかだ」として、内閣の総辞職を求めるとともに、外相や警察で治安維持にあたる部門のトップを解任しました。
これに対して、パシニャン首相は、辞任しない考えを示していて、混乱の収束に向かうのかどうかは不透明な状況です。

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