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アゼルバイジャンアルメニアの係争地ナゴルノカラバフ自治をめぐる大規模な戦闘は10日目に入り、アルメニア系住民が事実上統治する自治州の中心都市ステパナケルトへの砲撃などで双方の死者は合わせて280人を超えました。

アゼルバイジャンの後ろ盾のトルコのチャウシュオール外相は6日、バクーを訪問し、アリエフ大統領と会談しました。

会談後の会見でチャウシュオール外相は、国際社会から戦闘の即時停止を求める声があがっていることについて「停戦になったとしてもアルメニアアゼルバイジャンの国土から撤退させることにはつながらない」と述べ、現時点では停戦を支持しない姿勢を示しました。

一方、アルメニアのパシニャン首相は5日、ナゴルノカラバフ自治州を訪れ、現地のアルメニア系住民でつくる軍事組織に対し今後の作戦を指示するなど、徹底抗戦する構えを崩さず、戦闘の即時停止は難しい情勢です。

#南コーカサス

キルギスで4日行われた議会選挙でジェエンベコフ大統領に近い勢力が圧勝する見通しとなったことを受けて野党支持者は5日、首都ビシケクなどで抗議活動を行いました。

6日未明には野党支持者の一部が大統領府や議会の庁舎に突入し、野党側が権力を一部掌握したと主張したのに対し、ジェエンベコフ大統領は「国家権力を違法に奪う試みがあった」と強く非難しました。

また、中央選挙管理委員会は、選挙結果は無効だとして選挙をやり直すと発表しましたが、野党側は、大統領の辞任を求めていて混乱が収まるかは不透明な情勢です。

キルギスでは、前大統領の支持者などがジェエンベコフ大統領への反発を強めていたことに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による経済の悪化などで住民の不満が高まっていました。

ソビエトの国々では、ベラルーシでルカシェンコ大統領の辞任を求める抗議活動が続いているほか、アゼルバイジャンアルメニアの間では大規模な戦闘となるなど不安定な情勢となっています。

#中央アジア

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#旧ソ連