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タイでは軍の政治への関与に反発する若者を中心に反政府デモが続くなか、デモ隊の要求のひとつの憲法改正を議論する議会の本会議が17日と18日の2日間の日程で始まりました。

本会議では与野党や民間の団体が提案した7つの憲法改正に関する案を議論し、デモ隊はこのうち軍に政治への強い影響力を与えている条文の削除とともに王室に関する条文も含めた幅広い改正を可能にする民間の団体の案を支持しています。

しかし、与党などは王室に関する条文の改正には慎重な姿勢を示していて、これに反発するデモ隊は17日、議会周辺に集まり議事堂に向かって行進しようとしました。これに対し警官隊は有刺鉄線やコンクリートの壁を設置したうえでデモ隊に放水して衝突し、さらに王室を支持する黄色いシャツを着たグループも集まって物を投げるなどしました。

現地の当局によりますと一連の衝突で少なくとも41人がけがをしたということです。

議会では18日の本会議で7つの案それぞれについて採決する予定ですが、デモ隊は大規模な集会を予定していて、採決を前に緊張が高まっています。

タイでは、若者を中心とした反政府デモが続く中、デモ隊の要求の1つである憲法改正を審議する議会の本会議が17日から2日間の日程で開かれています。

本会議では、与野党や民間の団体が提出した憲法改正についての7つの案の審議が行われていて、日本時間の18日午後3時ごろからそれぞれの案の採決が始まりました。

このうちデモ隊は、王室に関する条文も含めた幅広い改正を可能にする民間団体の案を支持していますが、これまでの審議の中では、上院や与党の議員から「国や王制の在り方を変えてしまうものだ」などと反対意見が相次いでいます。

これに対し、デモ隊は、17日から議会周辺で相次いで抗議活動を行っていて、警官隊や、王室を支持するグループとの間で衝突し、現地当局によりますとこれまでに55人がけがをしたということです。

このうち、4人は現場周辺で銃で撃たれてけがをしたとみられ警察が捜査を進めています。

デモ隊は18日も、バンコクの中心部で大規模なデモを行うことにしていますが、若者らが支持する案が否決された場合、抗議活動が激しさを増すことが予想され緊張が高まっています。

タイ政府は、18日記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ対策として出している非常事態宣言について、今月末に迎える期限を延長し、来年1月15日までとすることを明らかにしました。

非常事態宣言は、ことし3月に出されて以降、繰り返し延長されていて、今回で8回目の延長となります。

延長の理由についてタイ政府は「世界的な感染拡大が続いていることに加え、国内ではデモが相次いでいて、集団感染のクラスターが発生するおそれがある」として、反政府デモでの感染対策などを挙げています。

タイ政府は非常事態宣言を政治的な目的には使わない方針を示していますが、感染が確認された場所や建物を、政府が強制的に差し押さえることなどができることから、感染拡大を理由に宣言がデモの抑え込みに使われるのではないかと懸念する声が上がっています。

デモ隊は日本時間の午後6時ごろから首都バンコク中心部の交差点を占拠し、若者らが続々と集まっています。

このあと、17日激しく衝突した警官隊の拠点である警察本部に向かってデモ行進する予定です。

デモに参加している女性は「議会は私たちの支持する案を受け入れるべきで、それまで闘い続けます。最終的な目標は王制改革です」と訴えていました。

また男性は「私たちの支持する案を議会が否決したら、もはや政権を倒すしかない。きのうの警察の対応はあまりにもひどいので、きょうはリベンジをしに来ました」と話していました。

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