イラン議会 核開発の大幅強化求める法案可決 核科学者殺害受け #nhk_news https://t.co/ZgKaVE85Xj
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年12月1日
イランでは、先月27日、国防軍需省の研究開発部門トップで、核科学者のファクリザデ氏が襲撃されて死亡し、政府は、イスラエルによる暗殺だと主張しています。
事件を受け、保守強硬派が多数派の議会は1日、濃縮度を大幅に高めたウランの製造や、IAEA=国際原子力機関の抜き打ち査察の受け入れ停止などを政府に求める法案を可決しました。
法案は、イランがヨーロッパ主要国やロシアなどとの間で結んだ核合意を否定する内容となっています。
これに対して穏健派のロウハニ大統領が率いるイラン政府は核合意を維持したい考えで、「よい結果をもたらすものではない」と議会の動きを非難しています。
法案は今後、最高指導者ハメネイ師が任命するメンバーでつくる「護憲評議会」でさらに審査される見通しです。
イランでは、アメリカによる制裁で核合意の経済的メリットが得られていないと不満が高まっていて、今回の事件を受け合意に批判的な保守強硬派がさらに勢いを増す事態となり、政府は難しい対応を迫られそうです。
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