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日銀は、今月の金融政策決定会合で、物価上昇率2%の目標の達成に向けた、より効果的で持続的な金融緩和を実施していくための「点検」を行うことを決めました。

これについて黒田総裁は、経団連での講演で「結果は来年3月の会合をめどに公表するが、今の大規模な金融緩和策は新型コロナウイルスの感染が広がったこの10か月を含めて適切に機能してきた。枠組みを見直す必要はないと考えている」と述べました。

そのうえで、「コロナ禍の影響でさらに長丁場とならざるをえない中、金融緩和を持続していく工夫が求められるが、長く続けることで仕組みが硬化してしまっては何にもならない。さらなる工夫があるのであれば実施したい」と述べ、点検の結果、必要に応じて柔軟な対応も検討していく考えを示しました。

一方、黒田総裁は、新型コロナウイルスの影響で経済と物価への下押し圧力は長期間継続することが予想されるとしながらも、「今のところ物価が全般的かつ持続的に下落していくことはない。すなわちデフレに戻ることはないと考えている」と述べました。

#日銀#金融政策