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香港の警察は7日夜、去年9月に予定されていた立法会の議員選挙に向け、民主派が実施した予備選挙に関連し、反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法に違反した疑いで新たに2人を逮捕したと明らかにしました。

関係者などによりますと、逮捕されたのはいずれも民主活動家で、先月、実刑判決を受けて収容された黄之鋒氏と別の事件で起訴され勾留中の譚得志氏だということです。

一方、2人と同じく政府の機能を妨害し国家政権の転覆を狙ったとして6日逮捕された53人は、ほとんどが7日夜から未明にかけて次々に保釈されました。

このうち、およそ40時間ぶりに保釈された陳志全前立法会議員は「逮捕は全くばかげている。わたしたちが選挙を通じて勝ち取ろうとしたことは、香港の憲法にあたる基本法に守られている権利だ。政府はあらゆる手段を使って、異なる意見を抑え込もうとしている」と非難しました。

今回の逮捕をめぐっては、親中派の有力者からも罪に問うのは難しいのではないかとの意見が出ており、今後、前議員らが起訴されるかどうかが焦点となります。

民主活動家など、台湾への移住を希望する香港の人たちを支援しているNGOなどは8日、台北で記者会見しました。

香港国家安全維持法に違反した疑いで指名手配されていると伝えられ、現在イギリスで活動している羅冠聡氏もオンラインで参加し、おとといの一斉逮捕について「われわれの想像を超えた人数や範囲に及んでおり、驚いた。香港の人たちは未来への希望を失い、無力感を抱いている」と述べました。

記者会見を開いたNGOの江旻諺氏は、アメリカが政権移行期であることや、去年の年末、EUヨーロッパ連合が中国と投資協定の締結に大筋で合意したことなどにより、中国が国際社会の圧力の緩みを感じているという見方を示し「国際社会、とりわけ民主主義陣営が一致して行動し、中国に対抗してほしい」と訴えました。

そして、EUとヨーロッパ議会に対して中国との投資協定締結に向けた動きを一時停止するよう求めたほか、台湾当局に対しても法整備を進めて香港の人たちを支援する政策を強化するよう求めました。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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