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ソビエトアルメニアアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフをめぐる戦闘は、去年9月に再燃したあと1か月半で数千人の死者を出し、アルメニアが事実上の敗北とも言われる不利な条件を受け入れる形で停戦しましたが、アルメニア野党勢力はパシニャン首相に責任を取って辞任するよう求めてきました。

現地の通信社「アルメンプレス」によりますと、25日にはアルメニア軍の参謀本部も声明を出し「現政権の過ちが、国を崩壊の危機に追いやろうとしている」としてパシニャン首相の辞任を要求しました。

これに対してパシニャン首相は、参謀総長を解任すると発表したあと首都エレバンの広場で演説し「軍の声明はクーデター未遂であり国民は決して許さない」と述べ、軍に政治とは距離を置くよう警告しました。

しかし野党勢力はパシニャン首相の辞任を求める姿勢を崩しておらず、アルメニアでは当面、不安定な政治情勢が続くものとみられます。

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