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イタリア南部の古代都市の遺跡、ポンペイで見つかったモザイク画の世界的な傑作とされる「アレクサンドロス大王のモザイク」を本格的に修復する作業が始まり、所蔵するイタリアの博物館がその様子をメディアに公開しました。

アレクサンドロス大王のモザイク」はイタリア南部ナポリにある国立考古学博物館が所蔵するモザイク画で、ナポリ近郊の古代都市の遺跡、ポンペイ1831年に見つかりました。

作品は縦3.1メートル余り、横5.8メートル余りの大きさで、マケドニアアレクサンドロス大王がペルシアのダレイオス3世を破ったイッソスの戦い」を描いたとされ、モザイク画の世界的な傑作とも言われています。しかし、タイルに亀裂などの劣化が進んでいるとして博物館はおよそ半年かけて修復作業を行うことになりました。

作業は表面の汚れを取り除くなどし、タイルが外れないように裏側の補強を行います。さらにこの修復のために開発された特殊な眼鏡をかけることで事前に調査したモザイク画の状態についての情報を確認しながら作業ができるとしています。

博物館のパオロ・ジュリエリーニ館長は「モザイク画はより多くのさまざまな色で輝くことになる。これまで見ることができなかった細部もわかるようになる」と話しています。

アレクサンドロス大王のモザイク」が見つかったナポリ近郊にあるポンペイは、西暦79年にベスビオ火山の噴火で火山灰に埋もれた古代都市の遺跡で、当時の町並みなどがそのまま残されているとしてユネスコ世界遺産に登録されています。

モザイク画はポンペイの一角にある「ファウヌスの家」と呼ばれる邸宅の居間の床を装飾していて1831年に発見されました。邸宅はポンペイの中でも屈指の広さを誇り、当時の有力者の住宅だったとみられています。

発見から10年以上たって、ポンペイからナポリの博物館へ16頭の牛で輸送されたということで、その後、100年以上にわたって博物館の壁に展示されてきました。

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