https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ドイツでは主要政党が選挙の顔となる首相候補を立てて連邦議会選挙に臨んでいて、中道右派の与党「キリスト教民主同盟」は20日会派を組む姉妹政党「キリスト教社会同盟」と協議したうえで、ラシェット党首を首相候補に選出したと発表しました。

ラシェット氏は60歳。

最も人口の多い西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州首相でことし1月、「キリスト教民主同盟」の党首に就任しました。

ラシェット氏は「ドイツの将来にとって最善の計画をもつのはどの政党なのか。これからはそれが重要になる」と述べて、9月の選挙で勝利を目指す考えを示しました。

与党の会派は支持率でトップを維持していますが、新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れなどで支持率は急落しています。

19日には支持率で第2位の「緑の党」も40歳のベアボック党首を首相候補に選出し、各党の動きが本格化しています。

アルミン・ラシェット氏は60歳。

ドイツ連邦議会やヨーロッパ議会で議員として活動したあと、2017年からは最も人口の多い西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州首相を務めています。

メルケル首相に近いとされ、ことし1月には、メルケル首相が進めてきた中道路線の継続を訴えて「キリスト教民主同盟」の党首に選出されました。

与党の会派の支持率は、去年5月にはメルケル首相の新型コロナウイルスへの対応が評価されたことなどから39%に上昇しましたが、最近では、ワクチン接種の遅れや感染対策の長期化への不満の高まりなどを背景に、28%にまで急落しています。

こうした中、今月に入って、姉妹政党「キリスト教社会同盟」から力強いリーダーシップで人気の高いゼーダー党首も首相候補に名乗りをあげ、ラシェット氏との間で争いが続いていました。

このワクチンの接種はヨーロッパでは本格的には始まっていませんが、アメリカでは700万人以上が接種していて、接種後、脳の血管などに血栓が確認されたという報告が8例あり、このうち1人が死亡しています。

調査を行ったEMA=ヨーロッパ医薬品庁は20日「これらの症例はごくまれなワクチンの副反応として記載されるべきだ」とする結論をまとめました。

血を固まらせる役割を担う血小板が減る一方で血の塊ができるというまれな症状で、イギリスの製薬大手アストラゼネカなどが開発したワクチンの接種後に報告された血栓の症例と似ているとしています。

免疫反応によるものと考えるのが妥当だとしていますが、詳しい原因はわかっていないということです。

8例はいずれも60歳未満で接種後3週間以内に起き、多くは女性でしたが、現時点では特定の年代や性別でリスクが高まるのかは確認されていないとしています。

EMAは「このワクチンによってもたらされる利益は副反応のリスクを上回る」として、接種が進められることを前提に、接種後、3週間以内に息切れや胸の痛み、脚のむくみなどの症状がみられた場合は、ただちに医療機関を受診する必要があるとしています。

EMA=ヨーロッパ医薬品庁の発表を受けて、ジョンソン・エンド・ジョンソンは「まれに起きる健康に害のある出来事として、医療従事者に血栓症の診断や対処法に関する注意喚起を行う」とする声明を出しました。

声明では「製品を使う人の安全と安心は私たちの最優先事項だ。1回の接種で済み、簡単に輸送できるワクチンがもたらす利益を私たちは信じている。今後も安価なワクチンの公平な分配に尽力する」としています。

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp

#EU