イランとIAEA 核施設への査察活動協力 1か月延長で合意 #nhk_news https://t.co/BvvcsnbRZ8
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年5月24日
イランの核開発を巡っては、オーストリアの首都ウィーンでアメリカとイランとの間接協議が続けられていますが、イランは、5月下旬までに制裁解除などの成果が得られなければ、IAEAに認めている核施設の査察活動への協力を打ち切る構えを示していました。
アメリカとイランとの間では、制裁解除の範囲などを巡って相違点が残され、交渉は妥結に至っていませんが、IAEAのグロッシ事務局長は24日、イラン側が査察活動への協力を6月24日までの1か月間、延長することで合意したと明らかにしました。
6月下旬までは一定の協力を認めた形で、イラン外務省の報道官は会見で「延長はウィーンでの合意に向けた余地を残すものだ」と述べ、外交交渉を優先させるねらいを示しました。
イランでは6月18日に大統領選挙が行われ、強硬派の政権が誕生する可能性もあることから、欧米各国はイラン側との間で早期に交渉を妥結することを目指しています。
アメリカとイランの間接協議は今週、ウィーンで再開される予定で、両者がどこまで歩み寄れるかが焦点となります。
#中東