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シリア北西部ではアサド政権の攻撃から逃れた市民などおよそ300万人が避難生活をしていて、国連安保理は決議で隣国トルコから陸路で食料や医薬品などを搬入する「支援ルート」を定めています。

この決議の期限が10日に迫り、欧米各国が延長を求めていたのに対し、アサド政権の後ろ盾となってきたロシアは人道支援はアサド政権を通じて行われるべきだとして難色を示していました。

こうした中でアメリカとロシアが個別に交渉するなどぎりぎりまで協議が行われた結果安保理は9日、期限を1年間延長するとした決議を全会一致で採択しました。

これにより国連やNGOが支援物資を搬入するルートは維持され、人道状況のさらなる悪化はひとまず回避されることになりました。

採択のあと、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「この合意は文字どおり人命を救うものだ」と歓迎しました。

一方、ロシアのネベンジャ国連大使アメリカとの歴史的な合意だと評価しながら、シリアへの人道支援は最終的にはアサド政権を通したものに移行すべきだという考えも示し、今後も関係各国の駆け引きが続くとみられます。

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