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アメリカのバイデン大統領は22日、ホワイトハウスで会見し、アフガニスタンから退避したアメリカ人や通訳など地元の協力者は、今月14日以降の1週間余りで合わせておよそ2万8000人に上ると発表し、退避が進んでいると強調しました。

その一方で「先は長い。まだ多くの問題が起こりうる」としたうえで、今月31日としているアメリカ軍の撤退期限について「延長するかどうか軍の中で議論している。ただ延長せずに済むことを望んでいる」と述べ、撤退期限の延長も検討していることを明らかにしました。

アメリカ軍の撤退に伴って、武装勢力タリバンが再び権力を掌握し、地元の協力者などの退避をめぐっても混乱が続く中、アメリカではバイデン大統領の支持率が低下しています。

政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、今月20日時点の各種世論調査の平均値は、「支持」が47.8%、「不支持」が48.6%となり、バイデン大統領がことし1月に就任して以降、初めて不支持が上回りました。

バイデン大統領は会見で、アフガニスタンにいるアメリカ人や協力者の退避を迅速に進めるため、首都カブールの国際空港周辺の安全確保について、タリバン側と協議していることを明らかにしました。

具体的な内容については言及しませんでしたが「われわれは空港周辺で安全にアクセスできる範囲を拡大した。彼らも協力的だ」と述べました。

アフガニスタンからのアメリカ軍の撤退をめぐっては、今月20日に行われたNATO北大西洋条約機構の外相会合でも、複数の加盟国から、自国民だけでなく、より多くのアフガニスタン人の協力者を退避させる必要があるとして、期限の延長を求める声が上がっていました。

#南アジア

アメリカのハリス副大統領は、東南アジアとの関係強化に向けてシンガポールベトナムへの訪問を始め、23日はシンガポールでリー・シェンロン首相と会談しました。

ホワイトハウスによりますと、会談ではインド太平洋地域の安全保障や経済連携について協議したほか、中国に依存しないことを念頭に、サプライチェーンの構築で協力していくことで一致しました。

会談後の記者会見でハリス副大統領は「今回の訪問は、アメリカが、シンガポールやこの地域との永続的な関係を強調し、再確認するとともに自由で開かれたインド太平洋地域という価値観を共有するためのものだ」と述べて、インド太平洋地域を重視していく姿勢を強調しました。

これに対してシンガポールのリー・シェンロン首相は「アメリカが東南アジアの友好国、特にシンガポールとのつながりを新たにしようとしていることを高く評価している」と応じました。

アメリカのバイデン政権は先月以降、政権幹部を相次いでこの地域に派遣していて、地域への関与をさらに強め、南シナ海などでの中国の行動を抑え込みたい考えです。

#東南アジア

#米大統領

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