韓国大統領選挙まで半年 公認候補決める党内選挙の手続き進む #nhk_news https://t.co/GYqsoOKmmk
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年9月8日
韓国では来年3月9日、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の後任を選ぶ大統領選挙が行われる予定です。
選挙まで9日で半年となる中、主な政党では、党の公認候補を選ぶ党内選挙の手続きが進められています。
このうち、ムン政権を支える革新系の与党「共に民主党」では、6人が争っていて、先週から地域ごとに党員などによる投票が行われています。
これまでに行われた2つの地域では、世論調査で最も多くの支持を集めるソウル近郊 キョンギ(京畿)道のイ・ジェミョン(李在明)知事が、得票率で50%余りとほかの候補を大きくリードし、選挙を有利に進めています。
一方、政権奪還を目指す保守系最大野党の「国民の力」では、当初15人が立候補しましたが、その後の審査をへて現在は12人で争われています。
「国民の力」では、ムン政権の疑惑を追及して政権と対立したユン・ソギョル(尹錫悦)前検事総長が世論調査で高い支持を集めています。
ただ、ここにきて、前回の選挙でも立候補したベテラン議員が支持を広げて追い上げを図っています。
「共に民主党」は10月、「国民の力」は11月に、それぞれ公認候補を決める予定で、両党とも政策討論会などを通じて党内選挙を盛り上げ、有権者の支持獲得を図りたい考えです。
韓国の世論調査機関「韓国ギャラップ」は、次の大統領にふさわしい人物について尋ねた世論調査の結果を、今月3日に発表しました。
それによりますと、与党「共に民主党」では、キョンギ道のイ・ジェミョン(李在明)知事が回答者の24%と最も多くの支持を集め、全体でも1位となっています。
また、韓国メディアの特派員として東京に駐在した経験があり「知日派」としても知られるイ・ナギョン(李洛淵)元首相が8%で続いています。
これに対して、保守系の最大野党「国民の力」では、ユン・ソギョル(尹錫悦)前検事総長が19%の支持を得ていて、与党のイ・ジェミョン(李在明)知事と上位を争っています。
また、前回の大統領選挙にも立候補したベテランのホン・ジュンピョ(洪準杓)議員が6%と、1か月前と比べて4ポイント上昇しています。
ただ、回答者の32%は現時点で誰を支持するか明らかにしていません。
与野党どちらの候補の当選を望むかという質問に対しては、
▽政権交代のために野党候補の当選を望む人が49%
▽政権維持のために与党候補の当選を望む人が37%となっています。
北朝鮮 キム総書記出席し閲兵式 弾道ミサイルは登場せずか #nhk_news https://t.co/flVTPCu8Ff
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年9月9日
北朝鮮の国営メディアは、建国記念日を迎えた9日の午前0時から、ピョンヤン中心部のキム・イルソン(金日成)広場で閲兵式が行われたと伝えました。
参加したのは民兵組織の「労農赤衛軍」や国営企業の労働者などで、正規軍である朝鮮人民軍の参加は伝えられていません。
また、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」が公開した写真からは、弾道ミサイルや大型の兵器は確認できません。
閲兵式にはキム・ジョンウン総書記が出席しましたが、演説は行わなかったとみられます。
一方、演説を行った幹部は「心をひとつに団結して難局を打開していく」と呼びかけました。
北朝鮮は新型コロナウイルスへの感染対策として国境を封鎖し貿易を厳しく制限する中で、経済が大きな打撃を受けていると伝えられています。
このため北朝鮮としては、国民を動員して閲兵式を行うことで、内部の結束を強化するねらいがありそうです。
9日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、閲兵式について、100枚近い写真を掲載し大々的に伝えています。
このうち1面トップに掲載された写真では、スーツ姿のキム・ジョンウン総書記が幹部とともに閲兵式を眺める様子が捉えられています。
会場となったキム・イルソン広場はライトアップされ、大勢の市民が国旗を手に持って集まり、花火が打ち上げられたことも確認できます。
また閲兵式の写真では、オレンジ色の防護服にマスクをかぶった人たちが隊列を組んで行進する様子が捉えられています。
「労働新聞」は、民兵組織や国営企業の労働者に加え、感染対策にあたっている保健や検疫の機関の関係者も参加したと伝えています。
一方、弾道ミサイルなどの大型の兵器の写真は確認されていません。
北朝鮮では過去2回の軍事パレードも夜間に行われました。
このうち、去年10月10日の朝鮮労働党創立75年に合わせて行われた軍事パレードは、異例の午前0時の開始で、ドローンなどを使って高層ビル群の夜景やライトアップされた会場が映し出されたほか、鮮やかな色の花火が打ち上げられました。
ことし1月14日の朝鮮労働党の党大会を記念した軍事パレードも夜に行われ、会場がライトアップされる中、新型の弾道ミサイルが登場しました。
韓国軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は、9日午前の定例会見で「北朝鮮が閲兵式を実施した状況を、韓国軍は綿密に追跡している。具体的なことについては、米韓の情報当局間の緊密な協力のもと、詳しく分析中だ」と述べました。
記者からは、時間や規模、新型兵器を公開したかどうかなど問われましたが、具体的な説明はありませんでした。
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