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アメリカ議会上院の軍事委員会では28日、アフガニスタンからの軍の撤退に関する公聴会が開かれました。

この中でアフガニスタンを管轄するアメリカ中央軍のマッケンジー司令官は、部隊を撤退させればアフガニスタン政府や政府軍の崩壊につながるとして、現地に2500人規模の兵力を維持するよう政権内で提言していたと明らかにしました。

また、トランプ政権下だった去年秋の時点でも、4500人規模の兵力を維持するよう提言していたと証言しました。

さらに、制服組トップのミリー統合参謀本部議長も、無条件に撤退を急ぐとアフガニスタン政府などの崩壊を早める危険性があると認識していたことを認めました。

アメリカ軍の幹部らが、完全撤退への懸念を抱いていたにもかかわらず、バイデン政権として撤退に踏み切ったことが裏付けられた形です。

これについてホワイトハウスのサキ報道官は、記者会見で「どのような提言があろうと最終的には最高司令官であるバイデン大統領が国益を考えて決断する。大統領は戦争を終わらせるべきだと考えていた」と述べ、大統領の判断に問題はなかったという認識を示しました。

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