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フランス国防省は8日、北部にある潜水艦などの艦船の開発を行う施設をメディアに公開しました。

施設には、ヨーロッパ最大級とされる長さ550メートル、深さ7メートルの専用プールがあり、潜水艦の模型を使って波が船体に及ぼす影響や、スクリューの高速回転によって起こる水流を分析して、安定した船体構造と探知されにくいスクリューの開発などが行われています。

インド太平洋地域に領土があるフランスは、中国が海洋進出を強めるなか、とりわけこの地域の安全保障を重視していて、オーストラリアを重要なパートナーと位置づけ、共同で潜水艦の開発計画を進めてきました。

それだけに、オーストラリアが先月、開発計画を一方的に破棄し、アメリカから原子力潜水艦の技術の提供を受けることを決めたことに衝撃が広がっています。

フランス国防省グランジャン報道官は、「潜水艦の構造は静かさやスピードのため非常に重要で、革新的な技術によって、私たちの潜水艦は世界で最も優れたものになっている」と述べ、フランスの軍事技術の高さをアピールしました。

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