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韓国のムン・ジェイン文在寅)政権を支える革新系の与党「共に民主党は、来年3月の大統領選挙に向けて公認候補を決めるため、全国11か所で党内選挙を実施し、10日夜、首都ソウルで最終結果を発表しました。

それによりますと、ソウル近郊のキョンギ道の知事を務めるイ・ジェミョン(李在明)氏が、累計で50.29%と過半数の票を得て公認候補に選ばれました。

イ氏は「国民が求める変化と改革を必ず実現します。私と一緒に新しい韓国、新しい政治、確実な改革の扉を開いてください」と演説し支持を訴えました。

イ氏は発信するメッセージがわかりやすいとして人気を集めていて8日世論調査機関「韓国ギャラップ」が発表した最新の調査では、次の大統領にふさわしい人物として25%の支持を得てトップに立っています。

一方、保守系の最大野党「国民の力」は候補を4人に絞り込んでいて来月選出する予定です。

政権奪還を目指す野党は、イ氏が市長を務めていたキョンギ道ソンナム(城南)での都市開発事業をめぐって浮上している不正疑惑の追及を強めていて大統領選挙に向けて与野党の攻防が激しくなりそうです。

イ・ジェミョン氏は、南東部アンドン(安東)出身の56歳。

生活が苦しい家庭だったため中学や高校には通えず、工場で働きながら家計を支えました。合格すれば高校卒業と同程度の学力が認められる検定試験を受けて大学に入り、卒業後は人権派弁護士として活動しました。

その後政界入りを目指したイ氏は、2010年にソウル近郊のソンナム市長に当選し、2017年に行われた前回の大統領選挙に挑戦したものの、党内の選挙でムン・ジェイン大統領に敗れました。

2018年からはソウル近郊のキョンギ道の知事を務め、新型コロナウイルスへの対応では、国よりも先に支援金の支給に踏み切りました。

SNSや動画投稿サイトを活用して積極的に情報を発信し、歯にきぬ着せぬ発言が注目されています。

党の主流派とは距離があるとされますが、わかりやすいメッセージや大胆な行動力で広く人気を集めていて「韓国ギャラップ」の調査では、去年12月以降、20%以上の支持率を維持し、ほかの候補とトップを争ってきました。

大統領選挙に立候補するにあたって発表した政策では、国民に一定額を無条件で支給し、最低限の所得を保障するベーシックインカムの導入を掲げ、任期中に国民1人当たり年間100万ウォン、日本円でおよそ9万4000円を支給し、このうち19歳から29歳については、さらに100万ウォンを追加支給すると主張しています。

一方、日本に対しては、これまで厳しい発言が目立ってきましたが、ことし8月に発表した外交政策では「日本との関係改善に果敢に取り組む」と明らかにしました。

そのうえで「歴史問題には断固として対処するが、経済や社会、外交的な交流や協力は積極的に推進するツートラック戦略を堅持する」と強調しました。

また、北朝鮮に対しては、南北関係の改善を目指したムン政権の取り組みを踏まえたうえで、新たな変化を作り出すとしています。

キム・ジョンウン総書記との会談にも意欲を見せていて、非核化をめぐっては北朝鮮の対応に応じて段階的に制裁を緩和するとし、約束を守らなかった場合には、制裁を元に戻すと訴えています。

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