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イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズは、中国がことしの夏、核弾頭の搭載が可能な「極超音速ミサイル」をロケットに搭載し、宇宙空間から地上の標的に向けて滑空させる実験を行ったと伝えました。

これについてアメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、アメリカメディアのインタビューで「私たちが目の当たりにしたのは極超音速兵器システムの非常に重要な実験だった」と述べ、アメリカ軍としても実験の実施を確認していることを認めました。

そして、今回の実験が1957年に当時のソビエトが人類初の人工衛星スプートニク」を打ち上げた際のアメリカの衝撃に匹敵するとも指摘されていることについては「それにかなり近いと思う。われわれは極めて注視している」と述べ、中国側の技術力の向上に強い懸念を示しました。

極超音速ミサイルは軌道を変えながら飛ぶことができるため、迎撃がより難しいとされていて、アメリカ軍も関連する技術の実験を今月行うなど、中国の動きを念頭に開発を急いでいますが、ミリー氏の発言は、中国の発射実験がアメリカに与えた衝撃の大きさを物語っています。

CNNによりますと蔡総統のインタビューは、26日行われました。

この中で蔡総統は、中国からの脅威は日に日に増しているという認識を示しました。

そのうえで、台湾防衛の最大の後ろ盾であるアメリカによる支援の中に台湾軍の訓練が含まれるかという質問に対し「われわれの自衛力を高める目的でアメリカと幅広く協力している」と述べました。

続けて「現在、台湾に派遣されているアメリカ軍の人数は何人か」と問われると、蔡総統は「人々が思っているほど多くはない」と答え、規模は明らかにしなかったものの、アメリカ軍が台湾に派遣されて台湾軍の訓練を支援していることを認めました。

CNNは「1979年の米台断交でアメリカ軍が駐留しなくなったのち、訓練の目的で台湾にアメリカ軍がいることを総統が認めたのは初めてだ」と伝えています。

さらに蔡総統は「中国が台湾に進軍を試みた場合、アメリカが台湾を守ると信じているか」という質問に「確信している」と答えました。

蔡総統の発言は、台湾への軍事的な圧力を強める中国をけん制するねらいがあるとみられますが「台湾は中国の一部だ」と主張する中国の反発も予想されます。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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