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東アジアサミットはオンライン形式で開かれ、南シナ海の問題が主要な議題の1つになりました。

南シナ海で中国は人工島を造成して軍事拠点化を進めるなど海洋進出の動きを強めています。

これに対してアメリカは南シナ海を含むインド太平洋地域で同盟国とともに新たな安全保障の枠組みAUKUSをつくるなど中国包囲網づくりともいえる動きを進めていて、両国の対立は深まっています。

会議の中でもアメリカのバイデン大統領は覇権主義的行動を強める中国を念頭に懸念を示すとともに、民主主義や人権、法の秩序や海洋の自由を守るため同盟国や友好国を引き続き支援していくと強調しました。

これに対してマレーシアのイスマイルサブリ首相は「AUKUSのような同盟の動きは軍拡競争や緊張をまねき、南シナ海の情勢を不安定にする」と指摘するなど、ASEANの加盟国からは米中の対立の深まりを懸念する声が相次ぎました。

会議の成果を示す声明は、ことしのASEANの議長国をつとめるブルネイが取りまとめることになっています。

岸田総理大臣は中国を念頭に、東シナ海南シナ海への進出や経済的威圧に対し強く反対していく考えを示しました。

岸田総理大臣は中国による海洋進出を念頭に「東シナ海で日本の主権を侵害する活動が継続し、南シナ海でも緊張を高める活動や法の支配に逆行する動きが見られる。ASEANを含む各国と深刻な懸念を共有し強く反対する」と述べました。

また、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したほか、各国に対する経済的威圧に強く反対していく考えを示しました。

さらに岸田総理大臣が香港や新疆ウイグル自治区の状況に対する深刻な懸念を表明し、複数の国から同様の認識が示されました。

一方、ミャンマー情勢をめぐり岸田総理大臣は、事態の打開に向けたASEANの取り組みを後押しし人道支援も積極的に行う考えを示しました。

中国国営の新華社通信によりますと、李克強首相は、東アジアサミットにオンライン形式で出席し「中国とASEAN諸国との努力によって、南シナ海の状況は全体的に安定を維持しており、航行の自由に問題が生じたことはない」と述べ、南シナ海への関与を強めるアメリカなどをけん制しました。

そのうえで「中国は、ASEAN諸国と協力して、国際法に基づき、地域の現実を踏まえて南シナ海の問題を適切に処理してきた」と強調したうえで、南シナ海での紛争を防ぐためのルール「行動規範」の早期策定に向けて重ねて意欲を示しました。

インドとASEANの首脳会議は、28日にオンラインで開かれました。

東南アジアとの連携を重視する「アクト・イースト」政策を掲げるインドのモディ首相は、会議の冒頭で「われわれはインド太平洋地域において、目指す共通のビジョンを持っている。インドはASEANとの関係をさらに深めていく」と述べ、さらなる関係強化に期待を示しました。

インド外務省によりますと、会議では、自由で開かれたインド太平洋を実現し、地域の平和と繁栄を確保するために、ASEANと実践的な連携を強化することで一致したとしています。

インドは、日本、アメリカ、それにオーストラリアの4か国のクアッドと呼ばれる枠組みに参加していますが、インド太平洋地域で海洋進出の動きを強める中国を念頭に、ASEANとの協力も重視する姿勢を改めて強調した形です。

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