ASEANと日米中など拡大国防相会議開催 共同宣言取りまとめ焦点 #nhk_news https://t.co/rS1Mvth87l
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年12月10日
東南アジアの10か国でつくるASEANは10日、アメリカや中国、日本なども参加する拡大国防相会議をオンライン形式で開き、主催するベトナムのリック国防相は冒頭、「世界と地域、とりわけASEANが直面している安全保障上の課題について、率直に心を開いて意見交換を続ける」と呼びかけました。
関係者によりますと、今回の会議では事前に高官レベルで共同宣言の調整が行われ、自由で開かれた海上交通路の重要性に言及するとともに、アメリカが対象地域を「インド太平洋」と明示するよう主張したのに対し、中国やロシアは領域の定義が明確ではないとして反対したということです。
「自由で開かれたインド太平洋」の概念は日本とアメリカが掲げ、最近はオーストラリア、インドも連携を示す一方、中国は対中包囲網につながると警戒しているとみられ、先月の東アジアサミットでも調整の過程で議長声明から「インド太平洋」の文言の削除を求めていました。
今回の宣言をめぐるやり取りは米中の対立の深まりを象徴するもので、宣言をどう取りまとめるかが焦点の1つになっています。
岸防衛大臣は会議の中で、海洋進出を強める中国を念頭に、「南シナ海では弾道ミサイルの発射や、地形の一層の軍事化などの緊張を高める行動が見られる。地域の安定を脅かしかねない、力を背景とした一方的な現状変更や既成事実化に強く反対し、こうした深刻な現状に対してASEANと懸念を共有する」と述べました。
また岸大臣は、新型コロナウイルスをめぐる中国などの対応を踏まえ、「感染拡大に伴う社会不安や混乱を契機とした、偽情報の流布などを用いた影響工作の存在も指摘されており看過できない」と述べました。
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