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イギリス北部のグラスゴーで、国連の気候変動対策の会議、「COP26」が、日本時間の31日開幕するのを前に、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんも現地入りしました。

グレタさんは、30日夜、ほかの環境活動家らとともに鉄道を使ってグラスゴーに入りました。

そして、マスクをして大きなリュックサックを背負ったグレタさんが姿を現すと、待ち構えていた報道陣などが一斉にまわりを取り囲んで質問を投げかけるなどして騒然となりました。

グレタさんは問いかけに答える様子はなく、多くの警察官に守られながら、その場を立ち去りました。

グレタさんは、グラスゴーに到着する前にはロンドンの金融街でデモ活動を行って化石燃料への融資をやめるよう訴えるなどしていて、「COP26」にあわせて11月5日にグラスゴーで予定される気候変動対策を訴えるデモにも参加するということです。

去年1年間のアジアの平均気温は観測史上最も高かったことがWMO=世界気象機関の分析でわかりました。気象災害で影響を受けた人は5000万人に上ると推計していて、WMOは、気象データの共有など国際的な枠組みを強化する必要性を指摘しています。

アジア全体における気候変動の現状を初めてまとめた報告書では、去年のアジア全体の平均気温が世界の平均より0.5度ほど高く、過去100年余りで最も高くなったとしています。

これは1981年から2010年までの30年間の平均を1.39度も上回っています。

北にいくほど平均との差が大きく、シベリアの北極に近い地域では局地的に38度に達するなどして、過去30年の平均より5度以上も高くなったほか、チベットやヒマラヤといった高山地帯では氷河の減少も確認されたとしています。

また、洪水や干ばつ、台風・サイクロンなどの気象災害で死亡した人は、日本も含めアジア全体でおよそ5000人だと指摘したほか、影響を受けたのはおよそ5000万人に上ると推計しました。

報告書でWMOは「気候変動の影響を受けやすく、災害対応力の乏しい地域を支援するため、気象データを共有する国際的な枠組みを強化するなど各国の連携が不可欠だ」と指摘しています。

報告書は日本時間の31日からイギリスで始まる国連の気候変動対策の会議「COP26」の中で、日本の気象庁の担当者が各国の代表団に対し発表する予定です。

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