EU ベラルーシに新たな制裁へ 国境付近の移民問題で #nhk_news https://t.co/PavWzOZcHm
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年11月15日
旧ソビエトのベラルーシとEU=ヨーロッパ連合の加盟国のポーランドとの国境付近に大勢の移民が集まっている問題で、EUはベラルーシが意図的に移民を集め、EU側に越境させようとしているとして、新たな制裁を科すことを決めました。
ベラルーシとポーランドとの国境付近には、中東などから来たとみられる数千人の移民が集まっていて、EUは、ベラルーシのルカシェンコ政権が、これまでにEUから科された制裁に対抗するため、意図的に移民を集め、EU側に越境させようとしているとして、15日開いた外相会議で対応を協議しました。
会議のあとの記者会見で、EUの外相にあたるボレル上級代表は「ルカシェンコ政権に、われわれを標的にするのをやめさせるようあらゆる策を検討している」と述べ、ベラルーシに対して新たな制裁を科すことで合意したことを明らかにしました。
制裁の具体的な内容については、近くまとめるとしていますが、ボレル上級代表はこれより前、移民たちの越境に関わったとみている航空会社や旅行会社なども対象とする考えを示しています。
EUは、去年8月に行われたベラルーシの大統領選挙以降、市民の平和的な抗議活動を弾圧したなどとして、すでに4回にわたりベラルーシに対する制裁を科していて、ルカシェンコ大統領も対象となっています。
この問題で、イラク外務省は帰国を希望する自国民のため、今月18日にベラルーシに向けて、チャーター機を派遣する考えを明らかにしました。
イラクからベラルーシに向かった移民の多くは北部のクルド系住民とみられていて、イラク外務省によりますと、これまでに570人余りが帰国を希望しているということです。
イラク政府は、ヨーロッパへの密航を防ぐためだとして、ことし8月からべラルーシへの直行便の運航を停止していましたが、問題解決の見通しが立たないことから、今回、チャーター機の派遣を決めたとみられます。
この問題をめぐって、フランスのマクロン大統領は15日、ベラルーシのルカシェンコ政権の後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領と2時間近くにわたって電話会談しました。
フランス大統領府の発表によりますと、会談で両首脳は、ベラルーシとポーランドの国境付近に集まっている移民をめぐって高まる緊張を緩和し、移民に対する国連の人道支援に協力することで一致したということです。
一方、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領はこの問題でベラルーシのルカシェンコ大統領と意見を交わしたことを伝えたうえで、事態の打開に向けては、「EU諸国とベラルーシとの間で直接話し合うことが最善だと強調した」ということです。
EU外相、対ベラルーシ制裁強化で合意 関与の航空会社など対象 https://t.co/bhJGZrHg2P
— ロイター (@ReutersJapan) 2021年11月15日
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