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バイデン政権が提案した10年間で1兆7500億ドル、日本円で200兆円規模を投じる歳出法案をめぐっては、与党・民主党内で対立が続いてきましたが、民主党執行部は19日、下院では意見が一致したとして採決に踏み切りました。

採決ではバラマキ法案だなどと批判する野党・共和党は全員が反対票を投じたものの、賛成220、反対213の賛成多数で可決されました。

法案には、3歳と4歳の保育園の無償化や子育て世帯への減税、それに、電気自動車や再生可能エネルギーの普及に向けた支援策が含まれ、財源として、大企業や富裕層への課税強化が盛り込まれています。

バイデン政権はこれとは別にすでに200兆円規模の新型コロナウイルス対応の経済対策と110兆円規模のインフラ投資法を成立させていて、今回の歳出法案は、これらに続く、積極財政の象徴となります。

ただ、与野党の勢力がきっ抗する上院では、カギを握る与党・民主党の中道派の議員が「大規模な財政支出が物価上昇を加速させるおそれがある」などとして賛同しておらず、成立に向けてはなお難航が予想されています。

歳出法案には野党・共和党が強く反対していて、この日は下院の共和党トップのマッカーシー院内総務が採決を阻止しようと現地時間の18日午後8時半すぎから19日午前5時すぎまで8時間半にわたって法案を批判し続ける異例の演説を行いました。

この間、マッカーシー院内総務は立ったまま話を続け、「無謀な財政支出のためにこれほどたくさんの税金を上げ、これほど多くの借金をする法案はかつて一度もない」などと訴えました。

アメリカのメディアはこの演説が下院の歴史における最長時間を更新したと伝えています。

#中東

ウィスコンシン州ケノーシャで昨年8月25日に警察の暴力と人種差別に対する抗議活動の参加者3人を銃撃し、このうち2人を死亡させたとして殺人罪に問われていたカイル・リッテンハウス被告(18)の裁判で、陪審団は19日、全ての罪で無罪評決を言い渡した。

ケノーシャでは同年8月23日に黒人のジェイコブ・ブレークさんが警官に背後から複数回撃たれる事件が発生し、これを受け警察の暴力と人種差別に対する抗議活動が数日間続いていた。弁護側はリッテンハウス被告は暴徒から私有地を守るためにケノーシャを訪れていたとし、自身が何度も攻撃を受けたため、自己防衛のために発砲したと主張していた。

無罪評決が言い渡された後、リッテンハウス被告は泣きながら床に倒れこみ、周りにいた人に助け起こされた。

バイデン大統領は陪審団の評決を支持すると表明。国民に対し評決を落ち着いて受け止めるよう呼び掛けた。

ウィスコンシン州のケノーシャで去年8月、黒人男性が警察官に銃で撃たれた事件に抗議し、人種差別の撤廃を求める大規模なデモが行われました。

当時17歳だった白人男性のカイル・リッテンハウスさんは、このデモの最中に銃を発砲して2人を死亡させたとして、殺人などの罪に問われました。

裁判で男性は、デモの参加者から襲われそうになったため発砲したもので、正当防衛だったとして無罪を主張していました。

4日間にわたる審理を終えた陪審員は19日、すべての罪に対して無罪の評決を言い渡しました。

正当防衛との男性の主張を事実上認めたものですが、検察側は上訴できないため、評決は確定しました。

この事件をめぐっては、当時、男性が白人至上主義の思想を持っていたとされることや、12人の陪審員のほとんどが白人だったことなどから、現地では抗議活動が起きる可能性があるとして、周辺の地域に州兵が配備されるなど警戒が高まっています。

評決を受けて、バイデン大統領は声明を発表し「この評決は、私を含む多くのアメリカ人に怒りや不安を与えるだろうが、陪審員が話したことを認めなくてはいけない」と述べたうえで「すべての人に、法の支配にのっとって平和的に意見を表明することを求める。暴力や財産の破壊は民主主義にふさわしくない」として、国民に平静を呼びかけました。

バイデン大統領はことし1月に78歳で就任し、退任時に77歳だったレーガン元大統領を上回るアメリカ史上、最も高齢の大統領となりました。

バイデン大統領は20日、誕生日を迎え、79歳になりました。

前日に健康診断を受けた大統領は「健康で丈夫であり、大統領としての職務に十分適応できる」とする主治医の見解を発表するとともに、記者団に対し「とてもいい気分だ。58歳の誕生日を祝うのが楽しみだ」とジョークを飛ばす場面もありました。

史上最高齢の大統領であるバイデン大統領の健康状態は就任以来、メディアなどの関心を集めてきました。

大統領としては内政や外交で多くの難問を抱える中、誕生日を前に医師の診断結果を公表することで、大統領の職務を担う上で問題がないとアピールした形です。

バイデン大統領は、健康診断の一つとして大腸の内視鏡検査で麻酔を使用していたおよそ1時間半の間、ハリス副大統領に大統領権限を委ねる措置をとりました。

この措置は憲法の規定を適用したもので、ハリス副大統領は一時的に軍の最高司令官として核兵器の使用について最終判断をする権限も委譲されました。

この措置は2002年と2007年に当時のブッシュ大統領が麻酔を使用した内視鏡検査を受けた際にもとられましたが、アメリカメディアは、一時的とはいえハリス副大統領が女性として史上初めて大統領の権限を委譲されたとして大きく伝えています。

#米大統領

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