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カンボジアの国営メディアによりますと、フン・セン首相は2日、南部シアヌークビルで演説し、クーデターで実権を握ったミャンマー軍が外相として任命したワナ・マウン・ルウィン氏を、6日から7日にかけてカンボジアに招くとしたうえで、自身もミャンマーを訪問する考えがあることを明らかにしました。

ASEANは、ミャンマー国内での暴力に歯止めがかからないことなどを理由に、ミャンマー軍トップの首脳会議への出席を認めず、反発した軍の側も代理を出席させていないことから、首脳会議でのミャンマーの欠席が常態化しつつあります。

これについてフン・セン首相はASEANで最も重要なことは全会一致の原則だ。10か国でなければならず、9か国ではだめだ」と訴えました。

カンボジアは来年、ASEANの議長国を務めます。

首脳会議に10か国が参加する状態に戻すことを目指すフン・セン首相としては、ミャンマー軍への直接的な働きかけを強めることで、事態の打開に乗り出すねらいがあるとみられます。

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