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今月9日投票の韓国大統領選挙を前に2日夜、主要な4人の候補による最後のテレビ討論会が行われました。

このなかでOECD経済協力開発機構の加盟国の中でもっとも低い出生率への対応について、革新系与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補と、保守系最大野党「国民の力」のユン・ソギョル(尹錫悦)候補は、いずれも若い世代の安定した雇用や住まいを確保し子育てしやすい環境の整備を訴えました。

一方で、ユン候補は、イ候補が自治体の市長だった当時の都市開発をめぐる疑惑に言及して「こんな候補が国の未来を語るのは国民を軽んじているのではないか」と述べ、政権交代を強く呼びかけました。

これに対してイ候補は、ユン候補の妻が株価の不正操作に関与したとする疑惑に言及し「不正腐敗の候補が大統領になってはならない」と述べて反論するなど両候補が互いを非難しました。

世論調査機関「リアルメーター」が2日に発表した最新の調査結果によりますと、大統領選挙に向けた支持率は、ユン候補が46.3%、イ候補が43.1%となっていて、選挙戦が終盤を迎える中、接戦が続いています。

3月9日に投票が行われる韓国大統領選挙に立候補している保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル候補は3日午前、中道系の野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)候補とそろって緊急の記者会見を開きました。

この中でアン候補は「よりよい政権交代のために力を合わせることにした。われわれ2人はワンチームで、必ず政権交代を実現する」と述べ、みずからの立候補を取り下げて候補者を一本化することで合意したと発表しました。

また、同席したユン候補も「アン候補の意志を受けて必ず勝利し、ともに政府をつくって成功させる」と述べ、5年ぶりの政権交代に向けて改めて支持を訴えました。

アン候補は、2月13日にユン候補に一本化を提案したあと、いったん撤回して最後まで選挙戦に臨むとしていましたが、水面下での交渉が続いた結果、一転して一本化にこぎ着けた形です。

各種世論調査では、大統領選挙に向けた支持率で、ユン候補は、革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補と競り合っていて、ユン候補と、3位につけていたアン候補の一本化は、政権与党への批判票の分散が避けられる形となって、終盤を迎えた選挙戦に大きく影響するという見方が出ています。

韓国大統領選挙で、与党「共に民主党」のイ・ジェミョン候補は野党候補の一本化を受けて「政治は、国民が行うもので、国民を信じている。暮らしと経済、平和、統合の道を、しっかりと歩んでいく」と述べ、みずからへの支持を訴えました。

イ陣営では、朝から緊急の会議を開くなど、対応に追われ、記者会見した陣営の幹部は「未明に突然成立した一本化は野合だ」と批判しました。

そのうえで「冷静に対応しつつ、非常な覚悟と決意で最後まで最善を尽くす。韓国の国民は賢明だ。これまでの過程を見て、厳正な審判を下すことを期待する」と強調しました。

また、「終盤に変数の1つが生じたものの、イ候補と陣営の戦略の基調は有効であるとの結論に達した」と述べ、選挙戦略を変更する必要はないとしています。

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